シゲさんが「今年は月に1冊、世界の名作文学を読みたい」と言ったので、ゴリさんも無理やり巻き込んで(笑)、先週からドストエフスキーの『罪と罰』を読み始めたそうです。
ゴリさん、ほとんど本を読まないそうで、すごく渋っていましたが…
なんと、1週間後の昨日、(本が面白くて)「シゲに感謝してる」と言ってました。

ゴリさんが感銘を受けたのは、


・ロシア人でも日本人でも、考えることは一緒。
・国だけでなく時代も違うのに、人間は同じことを考えている。

などの点。素直で子供のよう…だけど、やはり社会で働いている大人だけあって、なかなか鋭いところをついてます。
よく知りもしないで、国籍で人を差別したりする連中は、おそらくろくに本も読まないで、思い込みだけで行動してるんでしょうね。
本を読むことで、人の心を想像したり、直接行けない国のことを知ったりすれば、見方も変わるでしょうに。

その後も2人で、「想像力がつく」、『罪と罰』が殺人犯の心理を描いていることから、「疑似体験することで犯罪抑止になるかも」など、読書の効用をいろいろ挙げていました。
いや~、NEWSファン・wktkリスナーから、日本人の教養を深める輪を広げて欲しいわ!

念のため補足すると『罪と罰』は、「悪人を殺すのなら殺人は許されるのか」というテーマの小説です。
楽しくはないですが引き込まれる内容で、一気に読めます。
野田秀樹が舞台を日本に置き換えて舞台化したこともあります。
「天翔ける風に」というタイトルで、宝塚OGの香寿たつきさんや朝海ひかるさんが主演しました。
原作では主人公は男(ラスコーリニコフ)ですが、こちらは女性に変わってます。

ちなみに、候補に『カラマーゾフの兄弟』も挙がったので、♪衝動~衝動~、と宝塚公演の主題歌が頭に流れてきました(^_^;)
同じくドストエフスキーの小説ですが、主人公(雪組・水夏希さん)の軍服姿が、かっこよくてかっこよくてラブラブ
こうして見ると、宝塚などの舞台が、「歴史にドキリ」ならぬ「文学にドキリ」の役割を果たしているかもしれませんね。
眼の保養をしながら、楽しく名作文学の概要がわかる、という。

で、皆さん、「歴史にドキリ」ご覧になってますか?
私はおネエ卑弥呼の物まねができそうです…
石丸幹二さんの歌う「長州FIVE」も、頭から離れません。
だって、着物にちょんまげであんなノリノリの歌を歌うなんて、面白過ぎる!