昔、司書講習で、全く知らない分野について調べるには、子供向けの参考図書がおすすめ、と聞いたことを思い出す。
そこで、図書館の児童書コーナーものぞいてみると…
「ナショナルジオグラフィック 世界の国」シリーズ(ほるぷ出版)を発見。
手始めに、ドイツ(左:2008年)とイタリア(右:2007年)の巻を借りてきた。

sekai

上の方に、ちょっとバリィさん壁紙が写り込んでます(^_^;)

気候・面積や人口など、基本的な情報からその国を見られるのが新鮮。
「行きたい」と思って見ると、つい言葉や旅行情報など、実用的な情報にばかり目が行くので。
興味のある歴史や文化についても知らないことがあったし、自然・政治経済など、自分からはあまり調べない分野についても学べた。
経済問題なんて、大人の本だったら難しくて読む気にならないからσ(^_^;)、これは役に立つね。
翻訳(原著はアメリカで出版)だから、少々日本語が不自然な部分もあるけど、写真や図が活用され、索引もあってわかりやすい。

イタリアは天然資源が少ない点、山地が多く海に囲まれている点、火山国で地震が多い点が日本と似ている。
対してドイツは天然資源が豊富で、北部以外は陸地に囲まれており、日本とはだいぶ異なる条件。
でも、ナチス時代の社会状況が、太平洋戦争前の日本に似ている。
ヒトラーが、ドイツの経済的苦境を、連合国(アメリカなど)やユダヤ人のせいにして非難することで人気を集めたそうだけど、これ、現在の日本にもあてはまる。
中国や韓国のせいにしてるところが。
そういう大人こそ、このシリーズで中国や韓国について学んだらいいと思う。

イタリアには野生のクマがいるけど、ドイツにはいないそう(T_T)                  
乱獲で絶滅して、動物園にしかクマはいない。
「ワタシには住みにくい国ですね…」byリラックマ

しかし、テディベアの本家・シュタイフ社があるというのが皮肉だ…
「ぬいぐるみなら大事にしてもらえるんですね。じゃあワタシはだいじょうぶです」byリラックマ
                                           イタリア編の表紙はサン・マルコ広場で、ドイツ編はゴスラーのクリスマスです。
マリウスくんの故郷・ドイツに行く日のために、がんばって予習しなきゃ。