池波正太郎『鬼平犯科帳』で、鬼平こと長谷川平蔵が、凶悪犯を捕まえに行く手下に言うセリフがいいんです。

刃向かったら斬れ、と言われ躊躇する手下に、


「(手口は)まるで獣(けだもの)だよ。世の中の仕組が何もわかっていねえのだ。獣には人間のことばが通じねえわさ。刈りとるよりほかに仕方はあるまい」


納得、ですよね。


相模原の事件、近くはないけど、マリちゃんの学校と同じ神奈川県内。

ブロ友さんも神奈川在住の方がいますし、身近で残虐な事件が起こってしまい、他人事ではありません。


笑いながら連行される犯人にはらわたが煮えくり返り、冒頭の「鬼平」のセリフを思い出したわけです。

無抵抗な人を次々に…卑怯で、とても人間とは思えませんよ。

現行犯だし、「斬り捨て御免」でいいのでは…江戸時代じゃないし、無理かな。


いろいろな人がいてこそ社会、人間社会なんです。

それがわからない人間に、文明を享受する資格も人権も不要。