barumiracleのブログ

barumiracleのブログ

ピアノ練習とオペラ鑑賞などの記録です。

Amebaでブログを始めよう!

イメージトレーニング系の記事をネットで読んでいたら、こういう一文が目に留まりました。

 

「こんなに力入れなくても弾けるんだ、と感じた」

 

先生からは「効率よく弾くには無駄な動きをしている暇は無い」「楽に弾けるのが正しい弾き方」と言われてはいるのですが、なかなか上手く行かないんですよね。

むしろ、無駄な動きをすることが普通になっており、逆にそれが楽というか。

 

しかし、上記の言葉でハッとしました。

 

家で大洋のエチュードを弾いてみました。

勿論、手だけ(腕だけ)を動かし、体は動かさない。

割りに楽に弾けました。

というか、指が嵌っていきます。

いつも疲れていたのに、最後まで弾き切れました(多少疲れましたが)

 

ドビュッシーの水の反映も弾いてみました。

なんだかいつもより自分の音が聴こえます。

聴いているつもりが聴いていないことも判明。

先もよく見えてくるような気がする。

 

ただ、腕の付け根に力入っているようなので、これからさらに自分で気づいて治していきたいです。

 

音階を弾く時、必ず出てくるのが親指くぐらせ。

私はこれが大変苦手でいつも苦労していました。

特に左の下り。

遅れてしまう。

 

遅れてしまうのは、ひとえに親指の動きが悪いから。

準備が遅い。

手首の高さは変えず、先の音を弾いた瞬間から次の音に移動する、ということを言われ、頭では分かっていてもバランスを崩したりして上手く行きませんでした。

 

しかし、ある時、別の音型の練習をしていた時のこと。

ふと、手首はそのままで、親指だけをコンパスのように動かしてみたら、あれ?となり、これ?もしかしてスケールにも使える?となり、やってみました。

そしたら、楽に動く。

スケールはテンポが速いのでゆっくり弾いている時間がないので無駄な動きはしていられないのです。

こんな単純なことだったんか!!!

 

基本は分かった。

けど、親指の付け根が硬いのでもっと素早く動けるように親指の付け根をほぐしたり、手全体を柔らかくするストレッチを継続してやってみよう、と思いました。

今年8回目のコンサート。

 

4/12夜、前回日記に「行って来ましたー」と画像を挙げていた、新国「オテロ」に行って来ました。

ヴェルディ後期のオペラですね。

 

コンサートってこんな瞬間に立ち会えて良かった!!と大感激するものもあれば、物凄く失望するものもありますが(^^;)、12日はその丁度中間に位置するものでした。

むっちゃ感動はしないけど、つまんないーと思うことはなく、終始フラットな感じで観られました!

 

難役オテロはカルロ・ヴェントレで去年「アンドレア・シェニエ」で観ましたけど、私はこの時よりいい!と思いました。

ただあの大変な登場場面はカタルシスを得るには今一つでして、やっぱりジークフリート役も大変だけど、オテロも難しい役なんだなあ、、と感じました。

 

その後は決めるところは決め、抜くところは抜く、みたいな(^^;)ペース配分みたいなものも見え隠れして、歌手の裏側?が垣間見れて面白かったです(^^;)。

イアーゴ役はもう少しねちっこさとか嫌らしさがあればなーと思いましたが、役者としての素質もかなり必要な役なんでしょうか。

 

この作品は合唱の比重も大きいので、もし仮に歌手があかんかったとしても(すみません、でもそんなことはありませんでした)新国立合唱団の歌が聴けるので、、と思ってましたけど、良かったですわー。

今やっているショパンエチュードop25-12、俗に言う大洋のエチュードですが、なかなか鍵盤に指が嵌ってくれず、試行錯誤をしています。

出来るようになる練習方法を提示して頂き、練習していますが、テンポが上がるとやはり嵌らない。

嵌らないと疲労度も増し、さらに嵌らない、この悪循環に苛まれています。

 

こんな状態でも目標があります。

それは「うるさくない大洋のエチュード」にしたいということ。

叙情的な演奏をしたいと思っています。

最初の8小節から物語性を伝えたい。

そうするために基本になる各小節の第一音目の音量から考えているのですが、なかなか定まらないし、考えてもその通りにいかない。

自分の技術の無さを痛感しています。

この手の曲を弱音で弾く難しさ。

鍵盤を羽がさーーっと駆け抜けるような弱音で弾いて、出すところは思いっきり出したいのですが、上手く行かないですね。

でも、いつか出来ることを信じてやってみます。