社内のオンリーワン中毒してしまっているあの子が退職するかもしれないと本人の口から聞いた。
反動形成でその子とは必要以上、口を交わすこともなく、見つめる事もせず、普通以下を装っていた。
ただ、帰り間際に辞めるような雰囲気だったので近くにいたタイミングで聞いてみた。
退社面談4回目。
「何回まで退社面談いける?」と面談者に言われ
「二次会行ける?っていうノリか!」とツッこんでいた。
飲み会参加してるんだなと思って、意外だった。
酒苦手で休日は家で過ごしてそうな人だったから。
昇給交渉してたみたいだけど、たぶん難しいっぽい
「地元のスナックでは時給3,000円だから、スナックしてた方が楽しそうじゃないですか」
これも意外な発言だった。
あんな美人ならば看板娘にもなれるだろう。
地元?今は地元ではない?男と同棲?
まぁ、スタンダード。それくらいの年齢の美女ならばスタンダード。
僕はいつのまにか自分の理想の女性像をその彼女に投影していた。
ノンバーバルパッシブ脈ありサインを自分の都合のいいように解釈していた。
何かに確信を持ったら、いったん立ち止まる。
そして自分は間違っているのではないかと自問することを放棄していた。
これは絶対に正しいと言う確信が生まれたら、その気持ちはとりあえず脇に置き、自身が誤っている可能性を考える。この作業の積み重ねが脈ありサインの精度を高める。
そりゃああんな美人でスタイルもよく、性格は悪いかもだけど男がほっておくわけにはいかない。
5年ストリートしてきて、痛いほど理解していたはず。
2年間仕事と往復だけして感覚が麻痺ってしまっていた。
いつのまにか非モテキモおっさんになっていたんだ。
昔の俺マインドならそんなのは百も承知だからワンチャン狙いで誘いを打診していたが、マインドが弱っている。
メンブレしまくりだから明日から3連チャンで飲み会の予定を立てた。
ブランクはあるがまずはスト低でも抱くこと。
とりあえず経験を積んで自信を取り戻すんや。
そしてやはり全ての問題は自信のなさ。
やはりストをするしか方法はないんや。
でもそのマインドもダメ。
何か夢中になってるついでにストをやるのが最高。
休んでられない。動く。
動く石像。