1勝24敗の男たち~高知・アイスホッケークラブ~ (NHk番組 HPより)
夜、8時半に誰もいなくなった駐車場に高知県アイスホッケークラブのメンバーが集まってくる。リンクのない高知ではここが、ホームグランドとなる。三原幸雄さんはチーム一アイスホッケー好き。高知市に40年前に、スケートリンクが作られ、高知県アイスホッケーチームが誕生したが、その後、リンクが閉鎖。それでも選手たちは、チームを解体せず毎年公式戦にも出場している。しかし、勝ったのは去年の1度切り。
大会本番が近く、チームの士気も高まっていた。目標は国体で2勝目を上げること。倉敷市のリンク
まで短い時間を利用して遠征を行った。アイスホッケーは、時速40kmでぶつかり合い、体力も精神力も必要。この日、岡山のチームと練習試合を行った。三原幸雄さんはディフェンダーをしているが、氷の上での練習が足らないため、相手に簡単に抜かれてしまう。この日も負けてしまった。
三原幸雄さんは妻と子供の4人暮らし。深夜遅くに帰宅する生活を10年以上続ける理由は、いつか勝てると信じているからだ。職場は街の郵便局で、一番最初に出勤し掃除をする。部下にも気を使う中間管理職だ。仕事のストレスは、毎日の夜の練習で発散する。ランニングに自主練も欠かせない。家族もアイスホッケー中心の生活に付き合っている。
松山市の愛媛大学の強豪チームの練習に三原幸雄さんは単身で、乗り込んだ。少しでも腕をあげようと必死に若い人に食らいつく。
岡部嘉照さんは教習所の講師。合間にホッケーの練習を行う。チーム最年長の55歳の男性も努力を続ける。西川満さんはケガと付き合いながら。そして家族もマネージャーとして支える。
12月1日に、国体四国予選が始まった。会場には選手の家族も応援に駆けつけている。三原さんの妻と子供も。チーム一丸となって2勝目を目指す。2-2の同点で、最後はペナルティショットで負け、公式戦の記録が1勝25敗となった。三原さんの妻も、試合を見て、いたわる気持ちが湧いてきたと話す。そして、三原さんも試合後にユニフォームを新調した。
三原さんが言ってました。
「勝っても、負けても楽しくプレー出来ればいいや。という気持ちではホッケーはできない。それ程しんどいんです。」
「負け続けているからこそ、ホッケーを続けていられる。」