今置かれている状況を根本から変えて行くとすれば、一体何が必要なんだろう。
表面上は体裁を整えているものの、改善の兆しは見えない。
五里霧中、出口の見えないトンネルの中をひたすら走り続けているような感覚。

一体いつから、どこから、何がきっかけで狂い出したのか。
検討もつかない、と言うか思い当たる節があり過ぎてもはや無に等しい。

0と1の境界で、進む事も戻る事もできずただただ宙ぶらりんでいる状況に厭気がさしているもののどうしたらいいのか答えを得る事が出来ない。
もはや答えを見つけ出すことすら放棄しているのではないかと。

実の所、答えを知っている気がしてならない。
開けてはいけないパンドラの箱、核ミサイルの発射ボタン、そして同時に失敗すれば破滅しかねない諸刃の剣。

破滅覚悟で1か0に持っていくべきものでもないだろう?
そこまでしてリターンゼロでぶっ壊れたらどう収拾つけるんだ?
そもそも、その状態でいいと望んだのは誰なんだ?

あぁ、五月蝿い。
匹夫の勇、深センの魚、高庇の鳥。
雑兵に、将たるものの心得など必要ない。

道化を極めた先にあったのは、全てが中途半端な「結果」だったようだ。
一体何をしてるんだか。
空気清浄機と、扇風機の音だけが聴覚を刺激する7畳の部屋の中から見える外の景色は只管暗くストロベリームーンだの何だの言われている今日の月を拝むことすら叶わない。

さっさと棄てれば済む話。
棄てたつもりが、棄てきれず。

いつになったら脱却できるのやら。

唯一希望を持てる話があるとすれば、

明日の朝メシ、何にしよう。

これだけだ。