新選組を描いた渡辺多恵子の漫画「風光る」の最新刊で、
沖田総司が穏やかに生涯の幕を閉じました。
この漫画は父、兄の仇のために男と偽って新撰組に入ったセイちゃんと、
新選組の中で唯一セイちゃんを女だと知ってしまった沖田総司が主人公の物語です。
セイちゃん以外は史実にほぼ基づいて描かれているので、沖田さんは結核で亡くなります。
かなりじれったい展開でしたが、沖田さんとセイちゃんは相思相愛の中となり、
セイちゃんは女性として沖田さんが結核の療養のために住むことになる千駄ヶ谷でともに過ごします。
それまで、新選組隊士として、国のため、信じる人のため、と人の為にに命を燃やしてきた沖田さんは
最期、沖田さんはセイちゃんの為に生きたいと短い命の火を燃やします。
セイちゃんも同じく新選組隊士として同じ志を持って生き、
一番近くでずっと沖田さんの生き様を見てきました。
セイちゃんは沖田さんがそっと息を引き取ったとき、
「ありがとうございました。
どうぞゆっくりお休みください。」
と微笑んで祈るように言うのです。
漫画自体も現在44巻、23年間も続いていて、
私としてもともに生きてきたような気がするので、
この文章を書いている今も涙があふれてきてしまうのですが、
この言葉を読んだとき、私も「ありがとう」と笑顔で言ってもらえるような死に方ができるように生きたいな、と思いました。
そして、誰かが亡くなった時も悲しくて、寂しい気持ちがあっても、
「ありがとう」と感謝の言葉を伝えられるようになりたい、とも思いました。
先日、三浦春馬さんが急逝され、とてもショックを受けたのですが、
自分が最高のパフォーマンスを出すために
かなり精神を研ぎ澄まし、身を削って生きてこられたのだろうと思います。
色々な話を聞いて、なんだか武士の様な人だな、と思いました。
残された人々はいろいろな感情があると思いますが、
彼は精一杯できること全てをやって悔いのない人生を終えただろうことを願って、感謝の気持ちを伝えたいと思います。
どうもありがとうございました。
どうぞゆっくりとお休みください。
