95回センバツはいよいよ決勝戦となります
今年の決勝戦は春夏通じて山梨県勢として初めて決勝に進出した
関東大会チャンピオンの山梨学院と
春連覇を狙った大阪桐蔭を撃破した報徳学園とで行われることとなりました
山梨学院が勝てば山梨県勢、春夏通じて初めての優勝
報徳学園が勝てば21年ぶり3度目のセンバツ制覇となり、
兵庫県勢としても21年ぶり7回目の優勝となります
【決勝戦】
山梨学院(山梨)-報徳学園(兵庫)
山梨学院は開幕試合に登場しての決勝進出
これは平成28年の智辯学園以来7年ぶりのこととなります。
戦後の新制高校センバツ以降開幕試合に勝利して決勝に進出したのは
12度ありますがそれらのチームの過去の決勝での戦績は以下の通りで
3勝9敗と少々分が悪いという今までの傾向です
(左のチームが開幕試合勝利校 スコアは決勝のスコア)
S23 ●京都二商0-1京都一商○
S24 ●芦屋4-6北野○
S34 ●岐阜商業2-3中京商業○
S37 ●日大三0-1作新学院○
S42 ●高知1-2津久見○
S43 ○大宮工業3-2尾道商業●
S44 ○三重12-0堀越●
S49 ●池田1-3報徳学園○
S52 ●中村0-3箕島○
S58 ●横浜商業0-3池田○
H16 ●愛工大名電5-6済美○
H28 ○智辯学園2-1高松商業●
また36校参加の影響でセンバツ1回戦から登場し、
計6試合目を戦うのは史上初めてとなります
山梨県勢は前述の通り初の決勝戦となります。
過去春4度、夏3度準決勝まで進出しましたがことごとく決勝進出を阻まれてきただけに
県勢悲願の決勝戦となります。
この勢いで一気の躍進を狙います。
昨夏も宮城県(仙台育英)が県勢初優勝を飾っておりその流れに乗りたいところです
一方、報徳学園が春夏の決勝に進出するのは春3度、夏1度とこれで4度目となりますが
過去3度の決勝では負け知らずと決勝戦での勝負強さを誇っています
S49 46th春 決勝戦 ○報徳学園3-1池田●
S56 63rd夏 決勝戦 ○報徳学園2-0京都商業●
H14 74th春 決勝戦 ○報徳学園8-2鳴門工業●
山梨学院が●●学園との対戦は過去1度だけで0勝1敗
H31 91st 2回戦 ●山梨学院2-3筑陽学園○
報徳学園が●●学院との対戦は過去2勝1敗となります
H14 74th春 準々決勝 ○報徳学園7-5浦和学院●
H14 84th夏 1回戦 ●報徳学園3-7浦和学院○
H30 100th夏 2回戦 ○報徳学園3-2聖光学院●
展望としては
山梨学院のマウンドをほぼ一人で死守してきた山梨学院の林投手の
もう一段の踏ん張りに期待するところではありますが
今大会5試合で578球を投じている疲労が心配なところ
おそらく先発していけるところまでいくという姿勢であると思われますから
早めに打線を援護がほしいところです
一方、報徳学園は3人の投手の継投で勝ち上がってきました
特に2年生の間木君と今朝丸君の粘り強さ、
エース盛田君のカーブはなかなか初見で攻略するのは難しいでしょう
ともに勢いに乗っているだけに山梨学院の序盤の攻撃の巧拙と
終盤8回以降の攻防が明暗を分けそうです
報徳学園からすればタイブレークを2度経験していることもあり
後攻を取って終盤勝負に持ち込みたいところです
過去の山梨と兵庫はセンバツでは3勝3敗の五分、夏は兵庫の2勝1敗ですが
山梨学院は兵庫県勢との対戦はこれが初めてとなります
<春>
S39 36th 1回戦 ○市立西宮3-2甲府工業●(延長13回)
S62 59th 2回戦 ●滝川第二0-1東海大甲府○
S63 60th 2回戦 ●東洋大姫路3-4東海大甲府○
H9 69th 2回戦 ○報徳学園5-0日大明誠●
H13 73rd 2回戦 ●神戸国際大付2-5市川○
H17 77th 1回戦 ○神戸国際大付4-1甲府工業●
<夏>
S10 21st 2回戦 ○育英商業11-0甲府中●
S63 70th 2回戦 ●滝川第二3-5東海大甲府○
H18 88th 2回戦 ○東洋大姫路4-2甲府工業●
平成以降34年間の決勝戦データを一部ご紹介いたします
先攻勝利18チーム、後攻勝利15チーム
延長戦3試合(東邦-上宮、興南-日大三、智辯学園-高松商)
サヨナラゲーム4試合(東邦-上宮、広陵-松商学園、智辯学園-高松商、東海大相模-明豊)
1点差ゲーム9試合
(東邦-上宮、広陵-松商学園、帝京-東海大相模、常総学院-仙台育英
済美-愛工大名電、常葉菊川-大垣日大、清峰-花巻東、智辯学園-高松商、東海大相模-明豊)
最大得点差21点差(横浜-清峰)
センバツも残り1試合です
記憶に残る試合を期待したいと思います