今週末は千葉方面遠征
まずは外房線の大原からいすみ鉄道に
ゆるりと揺られて大多喜に到着。




駅から大多喜高校内にある薬医門と大井戸を抜け、



小高い山を登ったところに大多喜城跡があります。



ここ大多喜城は上総國大多喜藩の城。
元来は徳川家康の命を受けた本多忠勝が
築城したものとされていましたが
近年の調査で1521年に真里谷氏によって
築城されたものが元となり
後に里見氏の武将である
正木氏の支配下に入ったようです。
後に里見氏が惣無事令違反により上総國を没収され
徳川家康に上総國を与えられた際に
本多忠勝が城主となりました。

その後大多喜藩の支配下となるものの
財政難のため荒廃した状態が続いたようです。

現在城跡には天守閣を模した
博物館(休館中)が建っていますが、
天守に関しては今でも
存在説と非存在説が分かれていて、
この再建天守(或いは模擬天守)の
意味合いたるや如何なものか?
と複雑な気持ちになる城跡ではありますが
土塁が往時の城を想起させてくれます



梅の綻びや菜の花が春の訪れを知らしてくれますね