神戸市は2日、同市中央区小野柄通6の飲食店「炭火焼 日本酒 バル からんと」で4月に食事をした8人が下痢や発熱などを訴え、うち5人から食中毒菌「カンピロバクター」を検出したと発表した。市は食中毒と断定し、同日から同店に3日間の営業停止を命じた。

 市によると、8人は同市東灘区や兵庫区、垂水区などに住む男性で、4月18日午後に同店を利用し、翌日以降に症状が出始めたとみられる。全員が軽症で、快方に向かっているという。

神戸市は4日、同市中央区下山手通2の「「地鶏屋 炭鶏」」で食事した4人が下痢や発熱などを訴え、うち3人から食中毒菌「カンピロバクター」を検出したと発表した。市は食中毒と判断し、同日から3日間の営業停止とした。

 市によると、4人は姫路市や愛知県に住む20代女性。3月20日夜に同店で鶏のなめろうや刺し身、唐揚げなどを食べ、22日以降に症状が出始めた。入院した人はおらず、全員が快方に向かっているという。

 市は「新鮮でも鶏肉の生食や加熱不足は食中毒の原因になり得る」と注意を呼びかけている。