スミスのブログ


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北アフリカのアルジェリアで天然ガスの関連施設がイスラム武装勢力に襲撃され、複数の日本人らが拘束されました。施設は現在も武装勢力に占拠されているとみられます。

 武装勢力の襲撃を受けたのはアルジェリア南東部のイナメナスにある天然ガスの関連施設で、プラント建設大手「日揮」の関係者である複数の日本人らが拘束されました。施設を共同運営するイギリスの石油大手「BP」は声明を出し、襲撃は日本時間の16日午後2時ごろに行われたとしたうえで、「武装勢力が現在もイナメナスの施設を占拠していると理解している」と述べました。その上で「従業員の一部が拘束されているとみられる」としています。

 アルジェリアと国境を接するモーリタニアの通信社は「国際テロ組織・アルカイダ系の武装勢力が犯行を認める声明を出した」と報じました。また、この通信社は武装勢力に近い筋の話として、「複数の国籍の41人が拘束された」としているほか、武装勢力が「人質を解放しようとするいかなる試みも悲劇的な結末につながる」と警告しているとも伝えています。

 アルジェリアの国営通信社によりますと、武装グループは当初、天然ガス関連施設の従業員を空港に送るバスを襲撃。イギリス人1人を含む2人を殺害し、6人を負傷させましたが、警備員に撃退されました。その後、武装勢力はガス施設の本体に向かい、建物を包囲。「アルジェリア人は去るように」と告げて地元の従業員を解放したうえで、外国人らを人質に取ったということです。日本のほか、イギリス、ノルウェー、アメリカが、これまでに自国の国民が拘束されていることを確認しています。

 モーリタニアの通信社によりますと、武装勢力は人質の安全と引き換えに隣国のマリでのフランス軍の軍事作戦の停止を要求したということです。

マリでは北部を支配しているイスラム過激派の武装勢力を標的に、フランス軍が今月11日から空爆などを行っています。一方、アルジェリアの内相は16日夜、「テロリストとは交渉しない」と言明しました。

その上で、「犯行グループはマリやリビアなどの外国から来たのではない とみている」として、アルジェリア南部で武装勢力を率いているモフタル・ベルモフタル氏が背後にいるとの見方を示しました。(17日07:23)

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5233594.html



【邦人拘束、麻生副総理を対策本部長に】

 ベトナムを訪問している安倍総理大臣は、アルジェリアで日本人らが拘束されたとみられる事件を受け、政府としての対策本部を設置し、麻生副総理を対策本部長として万全の対応を期すよう指示したことを明らかにしました。



【岸田外相、アルジェリア外相に協力要請】
「拘束されている日本人を含む人質の人命最優先で対応するよう強く要請しました」(岸田文雄外務大臣)
 また、岸田外務大臣はアルジェリアのメデルチ外相と電話で会談し協力を求めたほか、クロアチアにいた城内外務政務官を現地に向かわせる考えを明らかにしました
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5233601.html

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5233658.html