愛情関係が失敗するとき(あなたの望んだ通りにならないという意味でだが)


その原因はそもそも間違った理由で関係を結んだことにある。


この間違ったという言葉も”正しい”に対比されるものだ。


だから


「人間関係が失敗し変化してしまうのは、


最初にその関係を結んだ理由では関係を続けられなくなった」


というのが正解に近いかもしれない。


ほとんどの人は「相手に何を与えられるか」ではなく


「何が得られるだろうか」と考えて関係を結ぶ。




たいていの人はいまだに間違った理由から人間関係を結んでいる。


寂しさから逃れるため、心の隙間を埋めるため、愛を感じたい、感じさせたい。


こういった理由はまだましなほうだろう


自我を救う為、憂うつから逃れるため、性生活を向上させたいため、


過去の経験から立ち直りたいためというのもあるし、単に退屈だからというのさえある。


こうした欲求は満たされるはずもないし、途中で劇的な変化でもない限り長続きはしない。


あなたは「どうして自分がその人と人間関係を結んだか」覚えているだろうか?


目的意識をもって関係を結んだのではなく


 「恋におちた」から・・・ではないか?


あなたはは、自分がなぜ「恋におちたか?」立ち止まって考えたことはあるかな?


自分が相手の何に反応したか?どんな必要を満たそうとしたのか考えたことは?




「恋愛は充足したいという欲求への反応として起こる


だれでも色々な欲求を持っている。これが欲しい、あれが必要だと感じている。


あなた達はお互いに充足したいという欲求を満たすチャンスを求め。そして見出した


そこであなた達は暗黙のうちに取引をする


「あなたが持っているものをくれるなら私も持っているものをあげましょう」


これは商行為だ。 だがその真実は口にしない


「あなたと大きな取引をしたい」 とは言わず 「愛しています」 と言う


これが失望のはじまりだ



「恋したから、だけじゃダメなの?カラダからはじまる関係はいけないの?」



べつにいけないのではない。好きなだけ大勢と恋におちるといい。


しかし、一生続く人間関係を築きたいのなら少しは考えるべきだ。


水が流れるように、蝶や蜜蜂が花を渡るように次々に関係を結ぶのが楽しいならそうすればいい。


そういう過去と同じパターンを繰り返すのが楽しいなら、これまでと同じように生きていけばいい。

しかし、パターンが同じなら結果もまた同じになりやすい事を覚悟しておくべきだ。