オレには外国人の友達がいて、それはオレにとってかなりの自慢なことだった。
アメリカ出身の彼は、オレが一番苦しんでいるときに手を差し伸べてくれた、言わば命の恩人だ。
オレは奴のことを「ボス!ボス!」と慕っていた。
筋トレを教えてくれたのも奴だった。
そんな親しい友人が、とうとうアメリカへ帰ってしまうことになった。
アメリカで次の就職先も見つかっており、多分もう日本には帰って来ない。
次に会うときは、旅行のときかな。
ありがとう、友だち。
それぞれ、達者でやろうな。
エスニックレストランで最後のランチ。
そしてディナーはアメリカ式のカウンターで注文しながらダンスパーティ。
店員も客もアメリカ人。
英語ムズ過ぎぃ!
良い思い出ができマシタ。
どくたーから「花を育てなさい」という課題を出された。
不調続きで「○にたい、○にたい」というオレに「命を育ててみなさい」というミッションだ。
花の命も大切にできない人が、自分の命も大切にできるはずがない、自分の命がヤダヤダというのならまずは花からだ!
……ということであろうか。
このオレ様にお花だとぉ!なめやがって!
クソ悔しいから、受診終えて5分で速攻花屋へ。
カランコエを買いマシタ。
2歳の姪っ子に花の名前をつけてもらった。
「ぽゆすば」
おおぉぉぉ…覚えニク過ぎぃぃ!暗号かよ!
ということで、ぽゆすばちゃんに決まりマシタ。
ぽゆすばちゃん、ようこそ我が家へ。
ぽゆちゃん、ぽゆちゃんと呼んで、水をくれてやってマス。