赤穂海浜公園内にある「塩の国」と「海洋科学館」に行ってみました。



週末なのに閑散としてたのは意外でした。



↓ここが「赤穂海浜公園」の入り口です。元々この公園は塩田跡地に造られた公園だそうです。



入口には赤穂浪士にみたてた絵が飾られています。これは何の材料で作られているかというと…。



↓ペットボトルの蓋で作られていました。蓋の色を集めるのに大変だったろうなぁ~叫び



園内に入るとは広いので、ランドトレインの乗り物が園内を回ってます。



さて、のんびり歩いてると、塩の国に到着しました。


流下式塩田と言われて、昭和27年頃から採用されていました。





ネットより


塩田地盤の表面にゆるい傾斜をつけて、さらに海粘土を張ったもの(表面には小石が敷設されている)を流下盤とし、その上に海水を流す。
 海水は、流下盤の上をゆっくり流れる間、太陽熱や風により水分が蒸発し、だんだん塩分濃度が濃くなる。
 これを二回行い(「二流下」という)、さらに孟宗竹もうそうだけの枝を組んだ枝条架しじょうか(高さ6m)の上から滴下させると、風力により水分が蒸発して塩分濃度が濃くなる。
 この枝条架しじょうかの循環を何回も行うと、さらに塩分濃度の濃い鹹水かんすいとなり、受壺にたまる。

↓写真では見えにくいですが、海水が枝から垂れ下がっていました。




次に進んで行きます。





ネットより


塩の干満の差を利用して海水を引き入れ毛細管現象によって砂を湿らせるところです。

遠浅の海岸に大きな堤防を造り、満潮・干潮時の水位の高さの中くらいに塩田面を築きました。
浜溝に海水を導き、毛細管現象によって砂層上部に海水を供給し、太陽熱と風で水分を蒸発させ、砂に塩分を付着させます。


この砂を沼井に集め海水をかけて、かん水を採りました。


この方法は潮の干満差を利用した画期的な方法で、17世紀半ばに瀬戸内海沿岸で開発されてから、昭和30年代まで続きました。



塩の歴史を知りながら、海洋科学館へ行きました。



入口です。



館内に入ると左側には「塩」についてのコ-ナ-があります。



ショ-ケ-ス内には塩で作られた作品が並んでいます。





小学生向きに塩について学ぶ事が出来ます。



人間の体内は約2/3が水分。塩は水分のバランスを調整したり、血液が細胞に栄養を運んだりするのに重要な役割を持っています。



岩塩について説明が書かれていました。


現在採鉱されている岩塩は2~3億年前に地殻変動で内陸に閉じこめられた海水が蒸発して出来たものです。塩が析出し、岩塩として成長する過程で結晶の中にいろいろな不純物が閉じ込められたり、結晶格子に構造的な欠陥が出来たとき、岩塩に色がつきます。



たとえば、乳白色…気泡・液泡の混入




橙色…細かい塩化カリウム粒子の混入とか…



現在では「塩」が作られている方式はイオン交換法です。



次に海を知ろうというコ-ナ-があります。



海について様々なことを学んでいきます。


↓カブトガニも展示されています。



↓海洋科学館の横には塩作り体験ができます。申し込みは海洋科学館の受付で行っています。



カセットコンロに土鍋を置いて、海水をグツグツと煮ていきます。この季節は暑くてしんどいかも…。



出来た塩はお持ち帰り出来ます。



明日は赤穂城跡と大石神社を紹介します。