先日、いわきの石炭化石館の駐車場にある蒸気機関車のことを書きました。↓

そのときは常磐線には自動給炭装置付きのD51があった…で終わっていました。

しかし、さらに掘り下げたみるともっと深い理由がありました。


なぜ常磐線のD51のみに自動給炭装置が装備されたのか?

常磐線では常磐炭鉱で採れた石炭を使用していました。

今は炭鉱は閉山していますが、こうして石炭化石館などがあるくらいですから…。

炭鉱があって、石炭が採掘されていました。

閉山したことで常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)が出来るのですが…。

この辺りのことは映画フラガールを見ればわかると思います。

その辺のことまでは私も知っていたし、石炭化石館の展示からも石炭採掘の際に大量の湯が湧き出て大変だったとあります。(コレがハワイアンセンターに使われるんだろうなぁ…と思えた)

しかし、D51の自動給炭装置のヒントはありませんでした。

ネットから拾ってみた情報だと、常磐炭鉱の石炭は他の石炭より火力が弱かったらしいです。そのため、常磐線を走る機関車の石炭投入量が多く機関助手2人でも大変だったそうです。


なるほど!

ネットの情報だが、非常に合点がいく。

D51が裏付けしているのです。

蒸気機関車の説明にそのあたりのことも少し触れられているとより面白いのですが…。やっぱりネガティブなことなので書けないのかな(^◇^;)


と…まあ自分でちょっと目から鱗的なことで書いちゃいました。

もし、蒸気機関車を見る機会があれば「自動給炭装置」確認してみてください。


なお、現在運行中の蒸気機関車ではあえて取り外されているものもあるようです。

比べるなら静態保存の方がいいみたいです。


赤囲みが自動給炭装置