今宵の宿は、駅から歩いて10分程にあるサンセットすさみです。

元々国民宿舎だったのを改装して、2017年8月にサンセットすさみとして再オープンしました。

部屋は7.5畳の和室でした。
改装して2年程ですから、部屋は綺麗で冷蔵庫や洗面所も装備されてますが、トイレは国民宿舎時代と同じで部屋に無く、外の共用を使わなければならないのが残念!

部屋からは、夕暮れのすさみ港が見えましたが、肝心のサンセットが見えない!

ベランダを出て、横を向くと一応見えました(笑)
社宅らしき建物がサンセットの絶景を邪魔して残念です。

お風呂は天然温泉なのですが、26度しかないので加熱しています。
効能は分かりませんが、感触は下呂温泉に似て、肌に優しくさっぱりして硫黄の匂いはしません。

私が選んだプランは、【50歳以上限定】<大人のアクティブ旅行>
◆地元名産!3種の地酒呑み比べ特典付きです。
サンセットすさみ名物の紀州御膳にチョイ飲みの地酒が付いた、おとなびプランですね♪

お造りは、鯛とツバス(ブリの幼魚)生白魚でした。

しめ鯖と秋刀魚寿司とさつまいも饅頭。
秋刀魚寿司は美味しかった。

和歌山の地酒(50ml3種)
車坂と雑賀と熊野めぐりです。

別注だと1000円ですね。因みに単品だと車坂が一番高く、熊野めぐりが一番安いです。
個人的には、雑賀が一番美味しく感じましたが、どの酒も料理に合ってました。

天ぷらの盛り合わせの中に鯛に似た地魚が入ってましたが、これが中々でした。

そして、お吸い物とウツボ入りの茶碗蒸しです。

メイン料理はすさみ町名物、イノブタの陶板焼きです。
イノブタは、文字通りの猪と豚の交配種ですが、お味も猪のコクと豚のあっさり感がミックスされた感じで、猪が苦手な方も大丈夫なのでは?

一夜明けて、これが朝食メニュー。

メインはベーコンのしゃぶしゃぶでした。

サンセットすさみの料理の評価ですが、これまで紹介した宿の中でダントツの一番です。
何よりも素材の鮮度が素晴らしいし、地域の特産品を使った美味しい料理でした。
一泊二食のこのコースは税込み9000円で来年4月までですが、違うコースでもまたリピート宿泊したいです。

宿を出て、列車の時間まですさみの海岸をぷらっと散策。
写真は撮ってませんが、海岸の奥に高い防波堤が作られてました。
本当に津波の危険性を感じましたね。

周参見駅から105系普通に乗って紀伊田辺に行きました。
周参見駅にも特急「くろしお」は停車するのですが、周参見はおとなび切符の対象外なんですよ。

紀伊田辺駅舎
おとなび切符は白浜駅でも「くろしお」に乗車出来ますが、紀伊田辺駅で降りても乗る列車は同じですし、26分しか待ち時間無かったのですが、駅前にスーパーがある情報を頂き、紀伊田辺駅下車の方が便利なのでそうしました。

紀伊田辺駅から287系 特急くろしお20号に乗車。
287系は国鉄型の381系「くろしお」置き換え車両で2012年から運用を開始しました。

昨日乗った289系より車両は新しいですし、座席も現在北陸線で走る「サンダーバード」と同じ系統のカラーです。でも、何故か古い289系の座席の方が疲れませんでしたね。

駅前のスーパーは話に聞いてた程、総菜の種類が豊富ではなく、時間が無いので適当に買いましたが、一口さば寿司は安くて美味しかったです。因みに白浜からくろしおに乗るより、発泡酒分運賃が浮きました(笑)

紀勢本線は美しい海岸線だけではなく、風車も見ることができます。
紀伊由良駅付近にある由良風力発電所。

くろしお20号は速達特急で、紀伊田辺から2時間弱で天王寺に到着しました。

最後に天王寺駅の阪和線1番ホームをご覧下さい。
かつて全ての特急「くろしお」は、天王寺駅が始発駅で、このホームから発車していました。
車止め付近に専用の改札口があり、特急券を見せないとホームに入れない厳粛な場所でしたが、現在は閑散として、見る影もありません。

最後に、おとなびについてですが、ネットで予約後、早く発券するのは止めて下さい。発券してしまうと個人的な理由でキャンセルしても返金されないので、出来るだけ旅行日近くに発券しましょう。