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今回は1967年11月13日~12月29日にかけてTBS系で放送された、芦川いづみ主演の昼メロ
「志都という女」の第五回を中心に紹介します。
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ただひたすらに愛し
人の倖せにのみ生き
なお何ひとつ報いられることなかりし女
ここに眠る
第一回の冒頭から中河勉役の川地民夫さんが、在りし日の志都を偲ぶ所から始まります。
ということで、芦川いづみさんが演じる志都(しず)は、亡くなってしまう(自殺)悲劇のドラマなんです。
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太田志都(芦川いづみ)
小さい頃から親に虐げられ、船乗りの高津(深江章喜)と結婚するが、夫のDVに耐えかねて家を飛び出し、仲人だった尾道の豪商「丸中屋」に身を寄せる。
役の設定(24歳)より大分年上で、ほとんど同じ着物で演じているいづみさん。
薄幸過ぎる所など、観ていて辛い気持ちにさせられるのは事実なんですが、いづみさん主演のドラマを観るのは初めてですし、悲しい最期が待っているのですが、最後まで見守っていきたいと思います。
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中河勉(川地民夫)早稲田大学・文学部の受験に失敗した浪人生
浪人生が同居する年上の女性を好きになるのは、映画「その人は遠く」の岡田量介(山内賢)と全く同じですが、中河勉の方が積極的で、志都の前夫・高津が志都を取り返しに来るのを体を張って止め、志都のハートを射止めます。
ただ、当時30歳を超えている川地さんが浪人生とはね。
いづみさんとのバランスを考えての起用だったのでしょうが。
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志都は勉の大学合格祈願の為、お百度参りをします。
いづみさんは尾道の急坂を裸足で駆け上がる、ハードな演技をこなします。
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普段は沈んだ感じの志都だが、勉と二人でいる時は明るい表情になります。
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ただ、この時は志都が勉に、志都さんと呼ばずに志都と呼んで下さいねと言いながら涙を浮かべます。
それを見た勉は、思わず志都を抱きしめます。
涙を流す志都。
志都は歓喜極まると涙を流す性格なんですね。
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抱き合ったあと見つめあう二人
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二人は浄土寺で度々デートする。
尾道市内を見渡せるこのロケーションは良いですね。
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勉の両親・竜崎一郎と織賀邦江
二人は勉と志都の交際を認めるはずはなく、志都と丸中屋の番頭をお見合いさせようとする。
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鉄道シーンも豊富です。
尾道駅から急行に乗って大学受験に行く勉
着物の後ろ姿は志都です。
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「しろやま」のサボが見えました。
急行「しろやま」は大阪ー西鹿児島間を走る列車で、勉は新大阪から新幹線で東京に行くのでしょうか?
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笑顔で見送る丸中屋の人々だが、志都だけは浮かない顔
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大学に見事合格した勉だが、実家に帰ると志都がいない。
志都を探して祭りの尾道市街を歩く勉。
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志都は丸中屋の番頭と見合い結婚したら、勉が悲しむと思い丸中屋を出てしまう。
どこまでも自分の事よりも他人の事を思いやる志都さん。
志都は勉を見つけたが、自分は見つからない様に街を歩きます。
芦川いづみさんは頻繁に尾道ロケをした様で、尾道市民が羨ましいです。
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勉は諦めてEF58牽引の急行で東京へ戻ります。
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旧型客車の最後尾
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志都は歩道橋から涙を流しながら勉を見送ったのでした。
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志都は尾道の場末のバーに身を寄せます。バーのママは初井 言榮さん。
このバーは志都の前夫の行きつけの店で、勉が体を張って志都を助けたのもここです。
志都は何故かこのバーの女給として働き、ママや同僚も志都の味方になります。
後は鉄道シーンのある回から
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11回より
勉の東京での下宿先の娘・酒井町子(槙杏子)と列車で尾道へ向かうシーン
町子は勉の従妹で親同士で決めた結婚予定の間柄です。
車内はA寝台車の昼間利用にも見えますが、はっきりしませんでした。
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尾道駅に着いたEF60牽引の急行列車
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尾道駅に降り立った二人と、迎えに来た勉の母(織賀邦江)
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12回からは、尾道市街を走るキハ82系特急
特急「かもめ」と思われます
最後は11回から、いづみさんが「桜貝の歌」を歌ったシーンを動画でどうぞ。
今回スマホからの動画投稿機能を初めて使い、iPhoneで撮影しました。
ただ、投稿動画は1分で、いづみさんの歌が途中で途切れてしまいました。
チャンネルNECOで放送されている「志都という女」は12回まで来ましたが
この後志都には網元役の小松方正からの壮絶な虐めが待っているのです。