九州弾丸旅行記の最終回は、門司港駅構内にある九州鉄道記念館の紹介です。
ここは九州内で活躍した鉄道車両を展示しています。
入場料は300円ですが、門司港駅発の乗車券があれば二割引きの240円で入場出来ます。
なので、帰りにJRを利用するなら、予め乗車券を買っておくべきですね。

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 入場ゲートに9600型蒸気機関車がお出迎え。

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外向けの展示物はホームに一両づつ並んでいました。
C59型蒸気機関車
この1号機は国鉄時代に準鉄道記念物に指定された貴重な物です。

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EF10形電気機関車
関門トンネル用としてつかわれた電気機関車です。

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ED72形電気機関車
九州内を走る交流用電気機関車ですが、この1号機は試作機だそうですね。

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キハ07型気動車
戦前に製造された機械式ガソリンエンジンを搭載した気動車で、後に液体式ディーゼルカーに改造後、廃止された宮原線で廃車となるまで走っていました。
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車内は自由に見学出来ますが、この車両だけは土足厳禁でスリッパに履き替えます。

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481系特急電車
交直流用の電車で、元々は関西から九州まで走る特急列車用として使われてましたが、新幹線が博多まで開通後は、九州内の特急「有明」「にちりん」として長きに渡って使われました。
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481系特急電車の車内
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この椅子は簡易リクライニングシートと言って、普通車用初のリクライニングシートなんですが、背中の力を緩めると元に戻ってしまうので不評が多かった座席です。

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581系特急電車
581系特急電車は、世界で初めての電車寝台特急 月光号として、新大阪~博多に運行されました。夜は寝台特急、昼は座席特急となって走り続け、多くの旅客を運びました。
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側面にある表示幕
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581系の車内
昼は4人掛けのボックスシートです。

でも、実はこの車両は581系ではなく、普通列車用に改造された715系なんです。
車端はロングシートのままになっていました。
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夜はご覧の様に座席を引きずり出して寝台にします。
※ちょっと暗かったですね。ストロボ使えば良かった(笑)

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14系B寝台車
この車両が九州鉄道記念館の新顔です。
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開放型の二段式寝台で、長く寝台特急の標準仕様でした。
3月に急行「はまなす」が廃止されてしまったので、定期列車でこの寝台車に乗ることは出来なくなりました。
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上段にも上れますよ
こちらの写真も暗いですね(泣)
9時のオープン時にはお客は殆どいなかったので、写真撮りよりも寝台に寝っ転がるのを優先していました(笑)

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旧九州鉄道本社社屋が九州鉄道記念館本館になっています。
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内部の様子
九州の鉄道に関する資料が展示しています。
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信号機やタブレットを展示
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九州ゆかりの寝台特急のヘッドマーク
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歴代の特急「つばめ」のヘッドマーク
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九州内で販売された記念切符

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最後は電気機関車や特急の運転台をスライスして展示したものを紹介
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ED76形電気機関車の運転台
実際に運転台の中に入る事が出来、操作することも可能です。動きませんが(笑)
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そして485系特急電車の運転台です。
電気機関車の運転台よりも高い場所にあるので、見晴らしが良かったです。


この記念館は入場料が安い事と、門司港レトロ内にあるので、一般の観光客の来場も結構いました。
門司港レトロ全体がリーズナブルな価格で観光客を楽しませる姿勢は非常に好感が持てますね。

門司港駅舎の改修工事が終わったら、門司港レトロと共にまた訪れたいなと思いました。