今回紹介する作品は
1961年(昭和36年)新東宝
「恋愛ズバリ講座 第三話 好色」
石井輝男監督
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/ee/e9/j/o0480036013486441497.jpg?caw=800)
あらすじ
結婚詐欺師のミツオ(沖竜次)は、資産家の女と結婚後、事故と見せかける殺しで相手の遺産を奪っていた。
そして次のターゲットは、母親の遺産を持つ幼稚園の先生のケイコと決まった。
恋愛ズバリ講座の最後は、石井監督によるブラックコメディです。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/94/95/j/o0480036013486441446.jpg?caw=800)
悪辣な結婚詐欺師のミツオ(沖竜次)
オムニバス映画の一作ですが、遂に沖竜次さんが事実上の主役に抜擢されました。
東映から移籍後、一脇役に過ぎなかった沖さんは、昨年頃から目覚ましい活躍で、このまま新東宝が潰れなければ、かなりの地位まで登りつめたことでしょう。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/4a/f1/j/o0480036013486441511.jpg?caw=800)
顔面神経痛の女(万里昌代)と結婚式を挙げる沖さん。
この後のハネムーンで、自動車事故に見せかけて殺害します。
自分も腕を骨折するリアルな芝居で、かなりの知能犯です。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/1d/cd/j/o0480036013486441519.jpg?caw=800)
神父役には嵐寛寿郎さん。
この作品には石井組の俳優が多数出演していました。
アラカンさんは「女王蜂と大学の竜」に続き未だ二作目の石井監督作品ですが、すっかり石井組の一員になってますね。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151118/17/bareras/ec/e4/j/o0480036013487233637.jpg?caw=800)
沖さんの妹役を演じますが、実は内縁の夫婦だった魚住純子さん。
魚住さんが殺害相手の情報収集をします。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/e1/9c/j/o0480036013486441504.jpg?caw=800)
母親の遺産を相続したケイコ(三原葉子)
都内で幼稚園の先生をしていますが、東北弁丸出しの引っ込み思案な女性で、沖さんと満足にダンスすることも出来ませんでしたが。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/eb/81/j/o0480036013486441534.jpg?caw=800)
お酒が入ると性格が一変し、下着姿でダンスを披露します。
三原さんにはこういうシーンがなけりゃね。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/b9/e5/j/o0480036013486441528.jpg?caw=800)
会場には吉田輝雄さんが本人役で出演。
酒に酔った三原さんに絡まれ、「あなた、昨年新人賞取った吉田輝雄でしょ」と言われます。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151119/22/bareras/c2/9e/j/o0480036013488472041.jpg?caw=800)
三原さんにはネリカン帰りの弟タケシ(浅見比呂志)がいた。
浅見さんも沖さん同様、脇役専門から伸びてきた俳優で、こちらは沖さんよりいち早く主役を経験しています。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/4c/d6/j/o0480036013486441553.jpg?caw=800)
三原さんのグラマーさや性格の良さに参ってしまった沖さんは、本当に三原さんと結婚したいと思い、邪魔な魚住さんを崖に呼び出し殺そうとします。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/d8/fb/j/o0480036013486441457.jpg?caw=800)
恐怖で顔が引きつる魚住さん
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/5d/f2/j/o0480036013486441478.jpg?caw=800)
魚住さんを殺害後、三原さんの部屋に行くとベッドに二人が・・・
実は二人は恋人同士で、沖さんの上をいく悪党でした。
悪党とバレたら東北弁は止めて標準語を話す三原さん。全て沖さんを騙す演出でした。
激高する沖さんの頭を、浅見さんが金棒で殴って殺害。
遺体を処理する時に浅見さんは、「女体渦巻島」で歌ったアレを歌います。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/3b/bf/j/o0480036013486441464.jpg?caw=800)
最後は三原さんが明るく解説します。
かなりブラックですねー
あとがき
沖さんの主役ぶりも印象的ですが、やっぱり三原さんが素晴らしい。
東北弁を話す役は初めて?かな。盛岡出身だから東北弁が上手いのは当たり前だけどね。
でも酔っ払って下着姿で踊る場面が一番の見どころですね。
大蔵社長退陣後、1961年に新生新東宝としてスタートしたわけですが、興業収入は惨憺たるもので、早くも経営危機に見舞われます。
輝美さんのインタビューでは、もうこの頃から東映移籍の話があったそうです。
最後に「恋愛ズバリ講座」予告編動画を貼っておきます
冒頭で並んで歩く11人は、「恋愛ズバリ講座」に出演した俳優たち
右から、星輝美、松原緑郎、小畑絹子、天知茂、池内淳子、宇津井健、大空真弓、菅原文太
三原葉子、沖竜次、魚住純子です。
1961年(昭和36年)新東宝
「恋愛ズバリ講座 第三話 好色」
石井輝男監督
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/ee/e9/j/o0480036013486441497.jpg?caw=800)
あらすじ
結婚詐欺師のミツオ(沖竜次)は、資産家の女と結婚後、事故と見せかける殺しで相手の遺産を奪っていた。
そして次のターゲットは、母親の遺産を持つ幼稚園の先生のケイコと決まった。
恋愛ズバリ講座の最後は、石井監督によるブラックコメディです。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/94/95/j/o0480036013486441446.jpg?caw=800)
悪辣な結婚詐欺師のミツオ(沖竜次)
オムニバス映画の一作ですが、遂に沖竜次さんが事実上の主役に抜擢されました。
東映から移籍後、一脇役に過ぎなかった沖さんは、昨年頃から目覚ましい活躍で、このまま新東宝が潰れなければ、かなりの地位まで登りつめたことでしょう。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/4a/f1/j/o0480036013486441511.jpg?caw=800)
顔面神経痛の女(万里昌代)と結婚式を挙げる沖さん。
この後のハネムーンで、自動車事故に見せかけて殺害します。
自分も腕を骨折するリアルな芝居で、かなりの知能犯です。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/1d/cd/j/o0480036013486441519.jpg?caw=800)
神父役には嵐寛寿郎さん。
この作品には石井組の俳優が多数出演していました。
アラカンさんは「女王蜂と大学の竜」に続き未だ二作目の石井監督作品ですが、すっかり石井組の一員になってますね。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151118/17/bareras/ec/e4/j/o0480036013487233637.jpg?caw=800)
沖さんの妹役を演じますが、実は内縁の夫婦だった魚住純子さん。
魚住さんが殺害相手の情報収集をします。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/e1/9c/j/o0480036013486441504.jpg?caw=800)
母親の遺産を相続したケイコ(三原葉子)
都内で幼稚園の先生をしていますが、東北弁丸出しの引っ込み思案な女性で、沖さんと満足にダンスすることも出来ませんでしたが。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/eb/81/j/o0480036013486441534.jpg?caw=800)
お酒が入ると性格が一変し、下着姿でダンスを披露します。
三原さんにはこういうシーンがなけりゃね。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/b9/e5/j/o0480036013486441528.jpg?caw=800)
会場には吉田輝雄さんが本人役で出演。
酒に酔った三原さんに絡まれ、「あなた、昨年新人賞取った吉田輝雄でしょ」と言われます。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151119/22/bareras/c2/9e/j/o0480036013488472041.jpg?caw=800)
三原さんにはネリカン帰りの弟タケシ(浅見比呂志)がいた。
浅見さんも沖さん同様、脇役専門から伸びてきた俳優で、こちらは沖さんよりいち早く主役を経験しています。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/4c/d6/j/o0480036013486441553.jpg?caw=800)
三原さんのグラマーさや性格の良さに参ってしまった沖さんは、本当に三原さんと結婚したいと思い、邪魔な魚住さんを崖に呼び出し殺そうとします。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/d8/fb/j/o0480036013486441457.jpg?caw=800)
恐怖で顔が引きつる魚住さん
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/5d/f2/j/o0480036013486441478.jpg?caw=800)
魚住さんを殺害後、三原さんの部屋に行くとベッドに二人が・・・
実は二人は恋人同士で、沖さんの上をいく悪党でした。
悪党とバレたら東北弁は止めて標準語を話す三原さん。全て沖さんを騙す演出でした。
激高する沖さんの頭を、浅見さんが金棒で殴って殺害。
遺体を処理する時に浅見さんは、「女体渦巻島」で歌ったアレを歌います。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20151117/19/bareras/3b/bf/j/o0480036013486441464.jpg?caw=800)
最後は三原さんが明るく解説します。
かなりブラックですねー
あとがき
沖さんの主役ぶりも印象的ですが、やっぱり三原さんが素晴らしい。
東北弁を話す役は初めて?かな。盛岡出身だから東北弁が上手いのは当たり前だけどね。
でも酔っ払って下着姿で踊る場面が一番の見どころですね。
大蔵社長退陣後、1961年に新生新東宝としてスタートしたわけですが、興業収入は惨憺たるもので、早くも経営危機に見舞われます。
輝美さんのインタビューでは、もうこの頃から東映移籍の話があったそうです。
最後に「恋愛ズバリ講座」予告編動画を貼っておきます
冒頭で並んで歩く11人は、「恋愛ズバリ講座」に出演した俳優たち
右から、星輝美、松原緑郎、小畑絹子、天知茂、池内淳子、宇津井健、大空真弓、菅原文太
三原葉子、沖竜次、魚住純子です。