先日、上野の東京都美術館で開催されているウフィツィ美術館展を鑑賞するため、
往復高速バスの「東海道昼特急」で東京に行きました。



これが「プレミアム昼特急・スーパーシート」のチケット
通常の「東海道昼特急」との乗り心地を比べるため、往路はプレミアム昼特急にしました。
料金は曜日で違う様ですが、この日発はネットの早割で4800円でした。
夜行便よりもかなり安いです。



大阪駅JR高速バスターミナル
大阪駅改装前は西口南側にありましたが、改装後は北口に移設されました。




「東海道昼特急」は1番のりばから発車します。



発車時刻5分前に「プレミアム昼特急8号」が到着



プレミアム感のある白いバスでした



2階のスーパーシートの様子
シートは独立した3列で特急グリーン車並の豪華さです。
しかしその分通路が非常に狭いですね。

1階は更に豪華なプレミアムシート
料金は早割適用が無く7400円です。
どんな座席なのかは各自でお調べ下さい(笑)



特徴はカーテンです。
夜行使用が前提なので視界は悪いですが、このカーテンが昼間でも役に立つ事に。



「プレミアム昼特急」の利用者は一人客が多く、大半の人は着席後にカーテンを閉めました。



備え付けの備品はブランケットと使い捨てスリッパが



手前に見える白い物がコンセント

難点と言えばテーブルが無いことです。
昨年の奥飛騨旅行で乗った濃飛バスには付いていたので、無いと弁当を食べるのに少し辛いですね。



甲南PAに停車した「プレミアム昼特急8号」
車内はトイレ付きですが、甲南・浜名湖・足柄の3ヶ所で休憩しました。
昼食の調達に丁度良い時間なんですが、浜名湖・足柄と違ってあまり置いて無く、大阪駅で調達する方が良いです。

乗車率は大阪駅発車時点で3割、京都駅発車時点で9割程になりました。
2階は女性客が想像以上に多く約半数が女性でした、それも大半が一人旅の様です。
カーテン効果なのか!

テーブル以外は快適な設備だったのですが、京都駅で乗車した隣のオッサンのマナーが悪く、あまり気持ちの良い旅ではありませんでした。
※このオッサン、じっとしている事が出来ない体質なのか、絶えず鞄の中をごそごそするし、何度も席を立ちその度に私にぶつかるし。
それに、こういう輩に限ってカーテンを閉めないのですね、こちら側にはカーテンが無いのですよ。

いくら設備が良くても、乗客次第で快適では無くなりますね。

バスは関東圏に入ってから渋滞に巻き込まれ、19時過ぎ約1時間遅れで東京駅に到着しました。


遅れて到着したので、宿で夕食を食べることにしました。
大丸で海鮮丼を買いましたが、この時間でも弁当は割り引かないのですね。
関西では大概割り引いていますよ(笑)

宿のある南千住には混雑するJRを使わず八重洲口始発の都営バスに乗りました。



今宵の宿・「エコノミーホテルほていや」さん
初めての宿でしたが「清川二丁目」バス停から直ぐでしたので、迷わずに到着しました。

建物内部はかなり老朽化していて昭和の映画やドラマに出てくる安宿ですが、
お風呂はリフォーム間もないので綺麗です。小振りな湯船ですがジャグジー付きでした。




部屋の内部
4畳の洋室ですが病院の個室の様な雰囲気でした。一泊3000円
此処は3畳部屋が殆どですが、料金が100円高いだけなので迷わず4畳部屋にしました。



目立つ冷蔵庫の大きさビックリマーク
こんな大きさの冷蔵庫を置いている部屋はそう多くないでしょう。

嬉しい事にテレビはBS受信可能でした。
地上波だけでは殆ど観る番組が無いので困るんですよ。



洗面室には自動給湯機が
お湯・冷水・お茶等が出ます。

他の場所には電子レンジや調理場がある様です。

長期滞在で自炊するのには良いですね。




翌日、運動不足解消のため上野公園まで歩いて行きました。

他所の土地に来て分かる事は、神戸の人間は方向音痴の方が多いのではないかと思います。
神戸市街は北が六甲山なので東西南北が直ぐに分かるのですが、そういう目標物が無いと迷ってしまうのです。

今回はiPhoneの地図アプリと目標物のスカイツリーがありましたので、あんまり迷うことなく40分程で東京都美術館に到着しました。



東京都美術館で開催されているウフィツィ美術館展
ボッティチェリの絵画が数点鑑賞出来るので来たのです。

過去に何度も書きましたが、このクラスの美術展は東京だけで関西には来ないんですよ。

お昼過ぎの高速バスで帰るのですが、開館時間が9時30分と早く来場者も少なかったので、時間を気にせずじっくり鑑賞出来ました。


鑑賞後JRで東京駅に行きましたが、駅ナカの飲食店は殆ど行列でした。
メニューを見ると1000円以上の物ばかり、東京の人間は金持ちなのか。

八重洲地下街も行列待ちや満員のお店が多かったのですが、駅前から少し外れるとリーズナブルな料金で混んでないお店がありましたので、ここで食べました。



帰りの「東海道昼特急」のチケット



八重洲口にある東京駅JR高速バスターミナル
大阪駅と違ってバス乗り場には椅子がありませんので、乗客は切符売り場の待合室で待ちます。




「東海道昼特急」が案内された電光掲示板



到着した13時10分発の「東海道昼特急15号」




2階の座席の様子



独立した3列シートは「プレミアム昼特急」と同じですが、シートの幅や豪華さが違いますね。
ブランケット付きでしたが、使い捨てスリッパは無くコンセントもありませんでした。
もちろんカーテンもテーブルもありません。

料金は4600円と「プレミアム昼特急」より200円安いだけなので、時間が合えば「プレミアム昼特急」に乗る方がいいです。

ただ、不快な乗客が居ませんでしたので「プレミアム昼特急」より快適でしたね。

東京駅を出発したあと新宿駅にも停車しましたが、乗客は7割程でした。



日が暮れた浜名湖SAに到着した「東海道昼特急15号」
キオスクと違ってサービスエリアにはアルコールは販売してませんので、酒飲みの方はぬるくても飲める日本酒を事前に買っておくのがいいでしょう。

「東海道昼特急15号」は定刻通り大阪駅JR高速バスターミナルに到着しました。



今回初めて高速バスを使って東京に行きましたが、9時間余りの所要時間も青春18切符で慣れてますし、何より快適さが違います。

今後も利用することになるでしょう。


一度は「プレミアム昼特急」のプレミアムシートに乗ろうと思います音譜