今回は久しぶりに「ザ・ガードマン」セレクションから


ザ・ガードマン287話「チエミのモーレツ女課長を殺せ!」

アポロタイヤの不正経理の実態を暴く為に抜擢された、江戸川花子新経理課長(江利チエミ)が活躍するお話です。



新経理課長・江戸川花子(江利チエミ)
お局万年係長がまさかの大抜擢で張り切るチエミさん
自身のヒット作「サザエさん」をモーレツにした様なキャラです。



桜井専務(南原宏治)
チエミさんが犯人と疑う人物
南原宏治さんと言えばザ・ガードマン随一の悪役でしたが、今回もそうなのか。



チエミさんを抜擢した常務(滝田裕介)



チエミさんは会社の経理内容の調査だけではなく、ガードマンの備品の使用にもいちいちチェックします。

自分よりも年上なのに高倉キャップ(宇津井健)にもため口です。
もう大スターのチエミさんなら致し方ないとは思いますが、かつて高校生ジャズシンガー役で出演した映画「青春ジャズ娘」でも大学生のジャズバンド達に「しっかりね」とため口でした。
そういうキャラなんでしょうかね。



不正経理は専務の仕業だと直感したチエミさんは専務一派を徹底監視します。



関連会社の太陽倉庫を調査するチエミさん
右は社員の江見俊太郎さん
その後、殺されかける妨害を受けながらも、専務一派が太陽倉庫への融資を自社株買いに回して会社乗っ取りを企んでいる事をつかむ。



専務秘書・小田切レイコ(松本めぐみ)
東宝のアイドル女優だっためぐみさんは、この後加山雄三さんと結婚して引退します。
引退直前のめぐみさんですが、顔のアップシーンが殆どありませんでした。
これがベストショット音譜



社長の還暦祝いに「人生劇場」をデュエットで歌います。
宇津井さんの歌っているシーンは大変貴重ですね。



還暦祝いの席でチエミさんが専務の不正を暴露し、そして秘書のめぐみさんまでが懺悔して詫びます。
これで南原さんはお払い箱に

悪党と思われた南原さんが早々に退場とは意外な展開になりましたよ。



会社が平和になったと思われた矢先、チエミさんは常務から会社の金を使い込んだ嫌疑でクビに!

これで犯人が誰だか分かりましたね。



悪党は常務の滝田さんで、めぐみさんは滝田さんの愛人でした。
滝田さんの命令で、めぐみさんが専務の仕業の様に画策!
チエミさんはまんまと術中にはまりました。

しかも、厄介者は消した方が良いと考えて、チエミさんと南原さんを殺そうとします。



南原さんに詫びるチエミさん
ザ・ガードマンで悪党ではない南原さんを観るのは初めてです。



しかし鼻の利くチエミさんは、めぐみさんの自宅を訪れた時に滝田さんの匂いを察知して予めガードマンに連絡していました。

常務一派はあっさり御用!
泣き崩れるめぐみさんですが、内心は結婚の事で頭がいっぱいか(笑)



事件解決後それとなく宇津井さんにモーションをかけますが、鈍感な宇津井さんに通じるはずがなくチエミさんは去って行きオシマイ


余談ですが、実は実生活のチエミさんは高倉健さんとの破局が秒読み段階でありました。
結婚直前のめぐみさんと好対照の二人が出演したお話でした。