今回紹介する作品は

1971年(昭和46年)日活・SMP制作 ダイニチ映配配給
「喜劇・いじわる大障害」


藤浦敦監督


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これが日活と大映の作品を配給する「ダイニチ映配」のマーク


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この作品は日活本体が制作したのではなく、「SMP」という会社が制作しています。

聞いたことがない会社名ですが、あのマークなのでフジテレビ系の会社だったのでしょうか。



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あらすじ
長野の田舎に住む猪狩次郎(岡崎二朗)は家出して東京に出てきたが何をしても失敗続き、しかし拾った一個のパチンコ玉から運命が一転する。



関東落語協会が協力していたようで、沢山の落語家さんが登場します。


ビックリマーク尚、出演者の氏名は当時のものです。


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主人公・猪狩次郎役の岡崎次朗

日活やくざ映画のチンピラ役に多数出演してようやく映画初主演したかと思いきや、1965年に東映で主演していたそうです。


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ヒロイン・春子役の夏純子

岡崎次朗とはダイニチ映配時代によく共演していました。

とっても素敵な方で私も大好きですが、前作迄は「女子学園」シリーズに主演してなんと中学生を演じていました[みんな:01]


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ウーマンリブ化粧品主任役の八代万智子

万智子姐さんが日活に出演とは珍しいと思いましたが、これが日活作品初出演だったそうです。


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夏純子と八代万智子の貴重なツーショット[みんな:02]


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次郎の父親役の上田吉二郎
上田吉二郎の二号マサ役の応蘭芳

奇しくもプレイガールメンバー2人が出演

しかし、ランファンが二号役とは[みんな:03]


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次郎の従兄立山談次役の立川談志

とんでもない従兄です。

彼はこの作品の監修もしています。


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クラブ タッチャブルのマスター役の三遊亭円楽

次郎を昼夜こき使います。

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スリの女親分シゲ役の宮城千賀子
子分役の林家喜久蔵

次郎を散々利用します。


そして特撮でお馴染みの俳優も
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レストランのボーイ役の団次郎

コミカルなボーイですが帰ってきたウルトラマン出演直前ですね。

この作品公開日が1971年3月20日
帰ってきたウルトラマン初回放送が同年4月2日です。




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千葉治郎がロン毛の患者役で出演していました。












鉄道シーン電車

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165系急行「アルプス」
ヘッドマーク付きです。


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キハ58急行
おそらくアルプスだと思います


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181系特急「あずさ」







作品の内容は以前当ブログで紹介した「喜劇東京の田舎っぺ」のダイニチ映配版で、エッチなシーンも満載です。

そして、1時間20分弱の短い作品の上テンボ良く進行しますので東京の田舎っぺよりは数段面白いですよ。


私はダラダラと間延びした上映時間の長い作品よりもこういう作品の方が好みですので。