アパッチの映画EXPRESS-121217_183618.jpg

アパッチの映画EXPRESS-121217_184221.jpg

アパッチの映画EXPRESS-121217_1840321.jpg

今日からは昭和39年日活
「愛と死をみつめて」を紹介します。


軟骨肉腫という軟骨を腐らせていく病気になった大島みち子とその恋人・河野実との文通が書籍化されてベストセラーになった実話の映画化です。


映画版では大島みち子を小島道子に、河野実を高野誠と改名しています。
あだ名は道子が「ミコ」誠が「マコ」で二人はそう呼び合います。


原作者の小島みち子さんは兵庫県西脇の出身で、吉永小百合は当然関西弁を使う事になります。

「青春のお通り」の紹介の時に吉永小百合の関西弁チェックをしましたが、一年前に関西弁を使う作品に出演していたのです。

そして又々チェックしてみますと、最初の方は関西弁と標準語が混合したような話し方でしたが、徐々に聴きやすくなりました。

この作品と、関西弁に近い伊勢弁を使う映画「潮騒」を経て「チャッカリ」のキャラは完成した様です。


話に戻りますが、この作品は吉永小百合の代表作に相応しい熱演で、サユリストならば必見の作品に違いありません。

個人的には「純愛物」とか「お涙頂戴物」はあまり好みではありませんが、この作品には引き込まれました。


明日は「愛と死をみつめて」の鉄道シーンと、テレビ版・ラジオ版の話です。



※尚、この作品はマコ役の浜田光夫さんのセレクションとして11月にチャンネルNECOで放送されました。

浜田さんも「愛と死をみつめて」には非常に思い出深い様ですよ。