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以前紹介した「青春のお通り」を観てから今更ながら吉永小百合が気になり出しました。

そして偶然にも今年は日活創立100周年で、日活主体のCS放送「チャンネルNECO」で吉永小百合の代表作品を観ることが出来ました。

今回はその中から、吉永小百合の出世作であり、最も代表作でもある
昭和37年作品「キューポラのある街」を紹介します。


あらすじ
埼玉県川口市の鋳物職人、石黒辰五郎(東野英治郎)は会社から解雇される!
川口市の街を舞台に、当時の社会問題の真相を画いた社会派映画です。


吉永小百合は石黒辰五郎の娘ジュン役を演じ、この作品で史上最年少のブルーリボン賞最優秀主演女優賞に選ばれました。
吉永小百合は撮影当時16歳ですが、主演女優賞に相応しい堂々とした演技を見せております。

ですが、一つ問題があります。
「ジュン」は下町に住む中学3年生の設定なんですが、吉永小百合があまりにも堂々とした演技でしっかりしておりますので、とても中学生には見えません!

リアリズムの点からすれば問題で、今回初監督になる浦山桐郎も当初は吉永小百合が主演するのには反対で、何とか降板するように工作しましたが、吉永小百合の熱意に負けたそうですね。


そして、キューポラとは鋳物工場の特殊な形の煙突の事で、下の写真がそうです。