朝、BAR(バール)に行く。

すると、そこには『マルカ』や『ムンド•デポルティボ』などのスポーツ紙が置いてあって、その1ユーロの新聞を、みんなで一日中回し読みする。

お昼には情報番組のスポーツコーナーで大々的にサッカーが取り扱われ、平日の真っ昼間からサッカー番組顔負けの情報量が流される。

ビールにつまみを頬ばりながら、いい歳したオジサンたちが、やいのやいのと己のサッカー観をぶつけまくる。

これがスペインの日常であり、サッカーが文化として根付いている国の日常である。

そこでしか生まれ得ない感覚や価値観があり、発展があると個人的には感じている。

それをまた今後、このblogを通じて伝えていきたいと思った。

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右サイドをやられても、左サイド崩せばいい。
それがサッカーだと思う。
ピッチ上には無数の駆け引きが存在し、一方を得ればもう片方は捨てることになる。90分を通じて、戦術という名の針路を頼りに、個々の選手たちはその縛りすら解き放つ。そしてまた新たな戦術が生まれる。
作っては壊す、それがサッカーなんだ。