相方の記事に便乗して、僕の意見を。

反応点が震えたので。



戦術はないけど、役割はある


これが、僕が海外でフットボールをしていて、現時点で強く感じていることです。


チーム内での、戦術や規律、約束事などは、日本と相対的に見た場合、少ないと思います(スペインにおいて)

僕が「細かいな」と感じるのは、セットプレーくらいです。

逆を言えば、ここは日本より断然細かいと思います。



本題へ。

「戦術はないけど、役割はある」


選手個人個人に、役割があります。

自分の現在の状況が、相方の指示する選手と酷似していたので、乗っかって表現してみたいと思います。


僕は、今のチームで「ジョーカー」です。


もちろん、監督などから「ヤス、オマエはPoker(ジョーカー)だから」なんて言われません。

それ言われたら、たぶんおしまいですね。僕のモチベーションどうこうではなく、他の選手にもそういった姿勢や態度で接しているわけで、組織自体が徐々に停滞と崩壊の一途を辿ることになるだろうと個人的には思います。



ウチの現在の監督は、元スポルティング・ヒホン(1部)の選手なんですけど、この前ロッカールームでこんなことを言ってました。



「自分は、選手時代に控えだったこともある。厳しかったし、辛かったし、難しい時期だった」

「そんな中、試合に出られないときは、選手に説明する義務があると学んだ。誰もが、時間を費やし、人生を賭けて、サッカーに携わっている」


おそらく、監督の現役時代に実際起こったことについては、次のように話していました。


「そういった人に対して、『オイ、今日は10分だけ出るぞ。いいか? うまくやれよ』などというのは、言語道断。敬意の欠如だ」


また、バルセロナの指揮官であるペップ・グアルディオラは、選手に対する扱い方について、このように述べていたことがあります。


「ほとんどの選手は、自分の最適な状態の出し方をわかっていない。彼ら自身の最適な状態を引き出すためには、監督が彼らを騙す必要がある」


「それぞれの選手に、それぞれの接し方をする。そして、選手を騙すんだ。チームにおいて、最高の働きをしてくれるようにね」


選手もね、機械ではない。人間ですから。誠意を持って接すれば、言うこと聞くし、変わります。

そして選手は、監督の発想を超越していくことが肝要でしょう。


監督が選手を刺激し、選手は監督に刺激し、互いに反応と超越を繰り返す。切磋琢磨する。

そうすることで、シーズンを通してチームは成長し、勝利に確実性を加えて行き、相対的にも絶対的にも抜きん出た存在になり得るのではないかと考えています。