CLレアル・マドリー対リヨンで、サンチャゴ・ベルナベウが「WITH JAPAN」と表示されたオーロラビジョンを掲げ、その中で黙祷が行われました。


込み上げるてくるものがありました。


試合はマドリーの完勝。


モウ・マドリー、かなりの完成度です。



一昨日のCL。


インテル対バイエルンは前半でバイエルンリードだったため、「これ、もうないな」と後半からマンU対マルセイユに切り替えました。そっちの方が戦術的な臭いがしたもので。しかしまさかインテルが勝つとは・・・。ビバ、長友です。


マルセイユの攻め方は、バレンシアと通じるものがあった。


バレンシアがバルセロナ相手に執った戦法。



題して


「中はいなくなってもいい」攻撃



ベターなネーミング募集。w



どういう事かと言うと、



・・・・・・・・・・・


前線の2枚が両サイドいっぱいに開く。


前線の枚数は少なくなる。


しかし、相手DFをワイドに引っ張れる。


その時間に、中盤から1人出てくる。


・・・・・・・・・・・


この形なんですね。



メッシの「シャドーストライカー」がバルセロナでは流行しているのですが(題してFalso Nueve「偽の9番」と呼ばれている)、あの戦術は中盤での数的優位を作るために施行されていますよね。


この形は、いかに相手のバイタルエリアにHueco(GAP)を作るかを目的に施行されます。



バレンシアを例にとります。



パブロ                   ホアキン

              ↑

              ↑

              ↑

             マタ




これは3トップの形に近いです。



・マルセイユスパイス



マルセイユは徹底して速いクロスを上げていましたね。


それにより、「中がいなくてもいい」タイミングがあります。


中がいなくても、クロスを上げちゃう。


戦術的に。それでOKとする。



最前線がウィングのように張っていてクロスを上げるわけですから、相手DFはゴールに向かいながらの処理を余儀なくされる。


ここがポイント。



これにより、相手DFラインは目に見えず下がってくる。この日のマンUのCBはブラウンとスモーリング。マルセイユの狙いはブラウンに見えました。



ずるずる下がってしまったときに、バイタルエリアに「シャドーストライカー」が登場するわけです。



ここまで綺麗な形とならなくても、


・クロスを上げ続けることで、オウンゴールの誘発の可能性&コーナー数は確実に増える。


・さらに、クロスを跳ね返されてもセカンドを拾って波状攻撃を仕掛けやすい。


というメリットを生みます。




この逆転の発想は、エメリ監督よろしく「弱者の兵法」なのかな、と思いました。


デシャン監督。


やるかも、です。


CLベスト16敗退が惜しい。w