《未だ強すぎる固定概念“寄るサポート”》


日本代表の攻撃時。つまり、ボール保持時に気になった点。


これは、先日も述べた「ポジショニング」とも深く関わってくる問題です。


日本は、ボール保持者に対し、“寄るサポート”を積極的にしすぎる傾向がある。


ボールポゼッションに際し“寄らないサポート”も存在する。むしろ、それを効果的に実践した方が、ボールポゼッションがうまくできるんです。


これが、自分の言う「ポジショニング」の根本的な概念です。


自分が昨季7部でプレーしたいた頃、監督が口を酸っぱくして言っていました。


「止まれ!止まって受けることも一つのサポートなんだ」


そこに止まること。これが何を意味するか?



ボール保持者に対しスペースを与える



これなんです、基本概念は。僕は、この概念こそスペインサッカーの真髄、本質だと思っています。


高いテクニックや戦術眼ではない、というのが僕の考えです。




日本人は、すべてのプレーに関与しようとしすぎる傾向がある。90分の試合で、「捨てる」プレー、時間帯も必要だと思います。スペイン人はそれがうまい。



そんなことを、日本対アルゼンチン戦を見て思いました。このテーマはまた深く掘り下げて行きたいテーマの一つですね。