かなり滞っていましたが、運営していますよ、このブログ。
さて、リーガも第5節終了時で全勝のチームがない、という混戦状態。ふむ。良い傾向です。
バルサ、R・マドリーは決して快調ではないが、そこはやはり“ビッグ2”、今後盛り返してくるでしょう。
バルサの課題はまた次の機会にでも。サッカー的にみたらほぼ完璧。エンターテイメントの域に入りつつある。
そこで今回は、今季リーガを盛り上げてくれそうなチームを紹介したいです。
まずダークホース一番手ですが、
ずばり
バレンシア
《サッカー的分析》
①Intensidad
②サポートの早さ
③タテへの推進力
④鋭角にエグるゴール前での崩し
《詳細》
①スペイン語でいうところの「激しさ」の意。
ウナイ・エメリ監督は今季なによりこれを重視している。
「すべてのプレーは激しさから組み立てる」、イメージ的にはこのフィロソフィー。
「激しさ」とは。
プレスの早さ。
その際の球際の強さ。
その奪ってからの速さ。
タテへの勢い。
これが今のバレンシアの“武器”です。
これが②,③につながってきますね。
②サポートの早さ
サポートに入る早さ。特に、追い越していくサポートの早さ、勢いは秀逸。
おそらくは、感覚的には「決められたポジション」に「オートマチック」に入っていくイメージ。そこにボールを運んでいく。
③タテへの勢い
ここ数シーズンのバレンシアのサッカーって、「変えない」んです。
何の話かって?
「チェンジサイド」
これを、しない。
いや、試合の展開から、1試合に数回はします。
ですが、攻撃が詰まった、遅攻になった、という理由からサイドを変えて、じっくり攻めるということを基本的には選択しない。
とにかく、タテに速く、勢いと推進力を持って崩す。
その迫力は目を見張るものがあるし、特別スピードのある選手がいない中でああいったサッカーで得点を奪って勝利するのは、戦術であり、コンセプトですね。
④鋭角にエグるゴール前での崩し
これは、バレンシアのゴール前での崩しによる際のパスの「角度」に注目してほしいな、ということであげました。
PA角、ゴールエリア角に向けた「鋭角なパス」が試合の要所で入ってきます。
これは要考察。なので、またの機会に更なる詳細を追ってレポートしたいところです。
ざっと挙げると、ポイントはこんな感じ。
ビジャ、シウバを放出し、戦力ダウンの感が否めなかったバレンシアですが、この戦いぶりは大いに参考になるところがあると思います。
選手の質ではなく、サッカ-の質とコンセプトで勝っているわけですからね。
ということで、まず、バレンシア。
注目です。