バルセロナに来て、サッカーの世界に関わって1番に感じたことは、練習時間(1時間半ー2時間)が短くても、日本人より(わたし)サッカーがうまいということです。
そしてバルセロナ、エスパニョールのエリート選手以外は多くて週4回、だいたい3回の練習です。居残り練習をやっている選手を見たこともありません。それでも十分フットボールになりますし、わたしよりうまいです。この事実を省いた上でフットボールを考えてしまうと、日本人はフットボールがますます下手になっていってしまうんではないかと思ってしまいます。
1日2時間×3日の中で何をやるかを考えるほうがよっぽど難しくフットボールがうまくなるのではないか。
ここで問題なのが、選手が他の選手より練習しないと、メンタル的に不安になり、自分の力を出せない空気を身につけてしまうということ。
この習慣を直していかないと、海外でフットボールをやるときにメンタル的にすごいハンデになってしまうのではないか。なぜなら海外のクラブはよく居残り練習禁止があるため、練習時間が長いことに慣れている日本人が消化不良を感じてしまい、力が発揮されない。こういうことが海外で日本人がうまくいかない要因であり、その辺の根本的なことから、考えてみるのも面白いんではないかと思います。