今回の遠征の基本的な流れとして、午前練習、午後試合の予定でしたが、やはり体力的には厳しかったかと思います。実際、何度か試合、練習の方をキャンセルして、観光になった日もありました。

今回、ヴェルディからの要望はやはり、ざっくり言うとバルサのようなサッカーを体現できる練習を組んで欲しいでした。クリニックを担当するのは幼少の頃からバルサのサッカーに関わってる、デラクルスとレシャックなので、まさしく適任だったと思います。でも実際は1週間しか時間がなかったので、彼らがいくらすばらしい指導者だとしても、それをすぐに実行できるわけがありません。世界中が注目するバルサのサッカー。しかしトップチームに限ると彼らと同じサッカーを出来てるチームはないのではないでしょうか。

彼らは特別な練習メニューを持ってるわけではありませんし、持ってたとしても、すぐに実行できるものではありません。

ではクリニックは無駄なのか?そうではないと思います。1流の指導者は何か持ってます。その一部分でもつかめれば、クリニックはすごい意義があるものだと思います。選手たちはそのすべてを把握することはまだ難しいです。監督が理解すれば日本に帰ってもいくらでも活用できると思います。

レシャックも途中から、選手に説明するのではなく、ヴェルディ、ウィングスの監督さんに説明し、監督が理解して、直接監督が選手に説明した方がいいと言ってました。

レシャックの練習でのポイントを軽く

①4つのラインを作れ(DF ボランチ トップ下 トップ)
②ボールを奪った後自動的に自分のポジションにつく習慣をつくれ
③短いパス3,4本つないだら、逆サイドのパスをイメージしろ
④高い位置からプレッシャーを掛けろ
⑤ラインを1,2個とばしてのパスの意識
⑥ボランチの位置
などなどです