エスパニョールのフベニールにコンゴ出身の黒人選手がいるのですが、彼はシーズン初めにPRUEBAでエスパニョールに入りました。彼は3年前にアルゼンチンのボカジュニオールで2年間過ごし、そこからスペインの南部の町ムルシアに所属し、今現在に至っております。
15、16歳でアフリカから南米に行くだけで、日本人からしたらすごい挑戦になるのですが、彼からしたら上のカテゴリーに上がって金を稼げなかったら意味がないという感覚でサッカーをしてる。と感じてしまいます。彼らは、もしダメだったら、故郷に帰るという選択肢がないので、もしだめだったら他のヨーロッパのチームに移籍するということになります。彼らはずっとホームシックを抱えてサッカーをすることを当然のこととして捉えています。その上、外人を取るということは、スペイン人と同等のテクニック、スペインの戦術理解度が求められます。その上、彼らは身体能力という武器を使ってスペインで戦うしかないのです。
ここでのポイントは
①スペイン人よりテクニック、戦術眼が劣ってる選手はフベニールのエスパニョールクラスになるといらない。だったらスペイン人を取る
②その上身体能力という目に見える武器がスペイン人を凌駕する可能性がある
③結果を出さなければ、外人はいらない
これをすべてクリア―しているのが今のうちのコンゴの選手です。
彼はまだ18歳、これからますます結果が求められる世界に入ることになります。
厳しいです