今週の水曜日にエスパニョールのサテライトと明治大学の練習試合がありました。結果は明治大学が3-2で勝ちました。バルセロナに来て何試合か日本のチーム対スペインのチームを見ましたが、日本のチームの完成度はホントに高いと感じます。チーム対チームでやったとき、日本のチームが劣ってると感じることはほとんどありません。練習試合なので本気度はお互いあまりないのかもしれませんが、それはお互い様です。
数字だけを見ればエスパニョールBはスペインリーグのSEGUNDA B(実質3部)なので明治大学はそれくらいの実力があると感じます。しかし誤解を恐れずに言えば、明治大学の選手がエスパニョールBにテスト入団したら入ることは難しいかなと。
これは実力があるとかないとかいう問題よりも、テスト入団で入ることがいかに難しいか、これを理解しないと永遠に日本人選手が海外でやるのは難しいと感じます。これは前回も書きましたが、世界的に見て、日本はサッカー後進国。なので誰も日本での実績なんてあてにしてません。では日本人がエスパニョールに練習参加して、そのチームのコンセプト、監督の方針を理解して、なおかつ1,2週間で自分の力を出せるかといえば0パーセントに近いと思います。こなすことは日本人は得意なので出来るでしょう。しかしスペイン人を1人首にしてその選手を取りにいくというリスクは、客観的に考えてありえないことです。
この問題をクリアーする方法は2つしかないと思います
①海外でテスト入団の数をこなし、1,2週間で実力を出せる感覚を身に着ける。そうすることにより、自分の感覚と、他の人が自分の評価をする温度差を減らす。
②日本でやってたカテゴリーの3,4つ落ちたカテゴリーで始める。その国のサッカースタイルを2,3年で学び、再び自分が行きたいカテゴリーのテスト入団を試みる
最近、将来的に見ればこの方法が一番利にかなっているのかなと勝手ながら思ってしまいます。