Gooニュースでこんな記事を発見しました。


「愛媛の福田、第2節も出場できず=国際移籍証明書届かず-J2」


http://news.goo.ne.jp/article/jiji/sports/jiji-100310F829.html




最近、僕自身も移籍をしました。そのことに関してはまた今度詳しく書きたいのですが、その時もいろいろ問題を抱え、わからないことも多々ありました。


いろいろな方にもお話を伺い、サッカー協会にも足を運び、自力でできることはすべて尽くし、なんとか移籍を実現させることができましたが、それでも「移籍とはこんなに大変なものなのか」と思い知らされました。


僕の場合、冬の移籍マーケットが開いていた時期でもなく、少し特殊なケースだったのですが、それでも「知らないこと」が本当に多くあり、代理人の必要性と、自分の、また一サッカー選手の“ウブさ”を実感したしだいでした。



このニュースを読んで、あの福田健二選手でさえも、こんなに苦労をしなければならないものか、と思いました。U-23の五輪代表の候補、A代表でも候補合宿に召集され、J1でも経歴があり、かつ南米やスペイン2部でも実績を積んだ福田選手でさえ、です。


改めて、「サッカー選手が純粋にサッカーだけをするということは、プロに直接つながることではないな」と思わされました。本当に一部の才能ある限られた選手のみが、そういう世界で活躍できるのだと。本当にサッカーだけに集中するだけでいい、という環境を勝ち取るのだな、と。


世の中には“選ばれた人間”というものが存在します。それは、紛れもない事実です。


しかし、成功した人間が、「すべて選ばれた人間か?」と問われれば、僕は答えは「NO」だと思います。


僕は、スペインではサッカー界においても、選手でさえ、その“選ばれた人間たちの世界”に、“選ばれていないが努力と思考で情熱で這い上がった人間たち”が入れると思っています。



具体例を一つ出せば、そのうちの一つの手段が、「結果を積み続けること」だと思っています。


数字を、出し続けること。



〇部の〇位のチームで、〇試合出場、〇得点〇アシスト。



これを、実績として“積み上げ続けること”



おそらく、方法論はまだあります。ただ、3年弱のスペインでの経験で、まず行き着いた答えはここです。この答えが行き詰まり、この答えで解けない問題が出てきた時に、また別の“解”が導かれると思っています。


探求の旅は続きます。