こちらでは、サッカー選手で素晴らしい選手のことを、総称して“Crack”(クラック)と言います。
これは一般的には、攻撃の選手に多く用いられ、例えばメッシはCrackで、チャビやイニエスタもCrackと呼ばれます。
しかし、この上のレベルまで行くと、maquina(マキナ)という表現が用いられます。
これはどちらかというと、もっと口語的。意味は、「機械」という意味なんですが、サッカーで使う時には「機械のように正確な選手だ」とか、「機械のように走り続ける選手だ」とか、「機械のように決定的な機会を生み出す選手だ」という意味になります。
総称して、「マキナ」と使います。
「エス ウナ マキナ」となると、「あいつは(機械のような)素晴らしい選手だ」という意味なり、最高の表現方法になりますね。
さらに、僕なんかは実際にプレーしているので、現場レベルのナマの表現で最高なのは
「エレス ウナ プータ マキナ」
これは、「お前は(狂った機械のような)素晴らしい選手だ」と、なります。ちょっと日本語には訳しきれない部分でもあるのですが、とにかく「お前はやばい」みたいな表現になります。
こうやってサッカー独特の表現を覚えていくと、なんだかここのサッカー文化や歴史に直接触れあえた気がしてうれしくなります。そうして評価されるとホントに現地の評価をいただいた感じがしてうれしいですし。
ま、実際サッカーのピッチでは汚い言葉が横行しすぎてますけど。それはとてもここじゃ公表できません(笑)