今日は今トライアウトをしている7部のチームのプレシーズンマッチがありました。
相手は同じく7部のチームで、違うグループに所属するバルセロナ市内のチーム。
スペインリーグのアマチュアリーグについて説明します。
前回のブログにも少し書いてありましたので、4部までの説明は省きます。
5部というのが、全国ではなく地区リーグになってきます。「プリメーラ・カタラナ」と呼ばれ、直訳は「カタルーニャ州1部」。カタルーニャ州の20チーム1グループで編成される州1部リーグです。このリーグの選手は多かれ少なかれ給与をもらっており、「セミプロ」と呼べるレベルにあります。もちろん技術・戦術レベルは高いレベルにあり、何といっても下のリーグの特徴でフィジカルの強さが抜きんでています。
6部は「プレフェレンテ」と呼ばれ、「カタルーニャ州2部」という位置づけです。このリーグが20チーム2グループで編成されており、ここでも選手に給与が発生することが多いです。このリーグまでは、純粋に「セミプロ」と呼んでいいと僕は思います。
そして、7部。「プリメラ・レヒオナル」と呼ばれるリーグ。直訳は「地域1部」。ここからは、地域リーグになり、また範囲が狭まった中での編成になります。18チーム6グループ。アマチュア選手の最高峰ですね。
8部が「セグンダ・レヒオナル」。「地域2部」。18チーム17グループ。
9部が最下層になります。「テルセラ・レヒオナル」。「地域3部」。15チーム33グループ。
さて、かったるい説明が終わったところで、一休み・・・
じゃなくて、なんでしたっけ。あっ、そうそう7部のレベルのお話でしたね。
スペインの7部の選手は、「止める・蹴る」がしっかりできていて、戦術的なビジョンも高いと僕は思います。
ただ、後半にもなると、運動量がガクンと落ち、プレーの質が格段に落ちてしまいます。
ただ、フットボールとしては、「意味をなす」フットボールの展開が可能になるレベルだと思います。
つまり、「守備を固めてカウンター」「ボールポゼッションを高めて主導権を握る」などといった戦術に沿ったフットボール的な観測、展開が広がりを見せる可能性を大いに見せるカテゴリーであると思います。
難しく書きましたが、簡単にいえば「見れるサッカー」ってとこです。「見ていて退屈しないサッカー」ってところですかね。それも、サッカーの目が肥えた人が見ていても退屈しないレベルです。
7部でそのレベルって実際はけっこーすごいことです。
僕は日本にいた頃、プロの下部組織に入ってサッカーをしていました。そこでは、隣に国体の選手がいたり、国立の芝を踏んだ選手がいたりしたわけですが、
個人的なフットボールレベルはそれに勝るとも劣らない
のではないか。
と、最近思っています。
もちろん、個々の技術レベルは日本にいた頃のチームメイトの方が上だったと思います。
ただ、試合になったときのパスの出しどころとか、ゲームの組み立て方とか。
一人一人が、「フットボールを知っている」という表現が一番伝わるでしょうか。
マニアックに見れば見るほど、ヤツらのうまさに感嘆させられます。
やりやがります、スペイン人は。
「あ~、そう、そこなんだよ」
ていうクサイとこにスパッとパスを出してくる。
「そう、そこ、もっと強く!」
下ネタじゃないですよ(笑)
日本人だと・・・
「どこ突いてんのよ、バカ!!」
と、なってしまう。そんなイメージです(笑)
そんなレベルで今季はフットボールをしたいなぁ、と思っていますが。
月曜に今日の結果を伝えられることになっています。
やることは、やりましたから。あとは待つのみですね。
「果報は寝て待て」
んっ?漢字合ってる?