こんにちは。
先日、今現在唯一スペインリーグでプレーしている指宿選手が公式戦デビューを果たしました。
彼の所属するGIRONA(ジローナ)というチームは2部に所属しているのですが、2部と言ってもそこはスペインリーグ。レベルは決して低くありません。
そこで日本人選手が頑張っていることは僕自身励みであり、日本サッカーにとっても期待と希望に胸躍らせて良いことだと思います。まだ18歳と若いことも彼にとって大きなアドバンテージです。
そんな彼のデビュー戦を、現地のスポーツ新聞「MUNDO」が取り上げていました。
内容は簡単な記事で、
「先日のアウェー戦で日本人FWの指宿がデビューした。わずか10分程度のプレーだったが、ボールに絡んだプレーではその確実性を大いに示した。彼は『デビューできてうれしい。10分程のプレーだったが、自分ができることに全力で取り組んだ』と語った。」
という趣旨。
だが、その記事はその後にこう続けていた。
「その試合では、怪我で2人欠いた選手がいた。その2選手が今週から復帰し、その試合累積で出られなかった2選手も次節から戻ってくる。その代り他の選手が1人その試合後故障者リストに入った。」
つまり、4人のレギュラークラスの選手が戻ってくることで、指宿選手の出場はまた難しくなる、と暗に記事を締めくくっていた。
この記事に思うことは、何といってもスペインリーグの層の厚さ。2部にも、3部にも、そうトップとひけをとらないレベルの高い選手がウジャウジャいる。その競争の激しさ。ちょっとしたきっかけでその差がひっくり返る。ちょっとでも気が緩めば、途端に奈落の底。
そして、スペインにおける「日本人サッカー選手の知名度」がまだまだ低いということ。「日本人」が「外国人助っ人」として有用かどうか。スペインでは、まだまだそこに疑念があるように見受けられます。