リーガ第14節:バルセロナ×アスレティック・ビルバオ  | FCバルセロナファン

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にわかバルセロニスタによるゆるい日記。

 さて、リーガエスパニョーラ第14節、バルセロナ×アスレティック・ビルバオが行われましたよ。
ビルバオの今シーズンは、ジョレンテの移籍問題などがあり、名将ビエルサ監督のもとで14位と低迷、あまりよくないチーム状況。そんな古豪ビルバオをバルセロナはカンプノウで迎え撃ちます。

 バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アドリアーノ
MF:ブスケツ、シャビ、セスク
FW:ペドロ、メッシ、イニエスタ
となりました。
 前節怪我をして離脱してしまったアウベスのところには、頼れる男アドリアーノが入りました。
そしてなんと、アビダルさんがボールを使った練習を始めているようですよ。個人的には、はやくセンターバックでの鬼カバリングが見たいところです。
さらに大怪我で長期離脱していたクエンカは全体練習に参加したようです。クエンカが戻って来ればさらにアタッカー陣のレギュラー争いが激化し、チームにいい風が吹くのではないでしょうか。

 
 バルセロナはこの試合を5-1で勝利しました。内容、結果共に充実した試合でした。
 
 前半はバルセロナのワンサイドゲームとなっていました。速い段階でバルセロナの攻撃はフィニッシュまで行けていましたよ。相手ボールになってしまった時にも落ち着いて対応し、コースを上手く切りながらのチェックが機能していて、ビルバオのミスを誘っていました。ビルバオも攻撃に人数をかけて来る場面が見られたので、スペースが生まれていて、比較的余裕を持ったボールさばきからフィニッシュまで狙いが見える攻撃ができていました。
 ビルバオの攻撃は形が出来そうで出来ないもどかしいものでした。バルサ相手によくある、ボールを奪ったらすぐに縦、という感じではありませんでした。ボールを繋いで押し上げて、ペナルティーエリア内に人数をかけて浅い位置からでもクロス入れる、という狙いだったと思いますが、上手くフィニッシュまでは行けていませんでした。シュートで終われず、攻撃のリズムが生まれませんでした。ビルバオの前半のシュート数はゼロでしたよ。
 前半では3点目、アドリアーノのゴールが特に素晴らしかったと思います。メッシがペナルティーエリア内に突っかけてディフェンスを引きつけ、セスクへマイナスのパス。セスクは右から全速力で走り込んでいるアドリアーノへ、まさにそこに、そのタイミングでしかないというスルーパス。アドリアーノがそのままのスピードで走り込んで豪快に右足を振り抜きました。
この場面ではボールに絡まないところでのイニエスタのスペースをつくる動きなどもあり、連動したお手本の様な綺麗な崩しが見られました。アドリアーノは全速力で走り込んで思いっきり振り抜いていて、相当気持ちのいいシュートだったのではないでしょうか。見ている方も爽快でしたよ。


 後半もバルセロナはほぼ試合を支配していました。前半もそうだったんですが、イニエスタ、ペドロがもうキレキレでしたよ。
特にイニエスタのプレーぶりには笑ってしまうほど凄いものばかりでした。パスを受ける前に相手を引き付けておいてから、ファーストタッチで前に出るプレーは、簡単にやっていますがあんな風に出来る選手はちょっといないんじゃないでしょうか。ボールを呼び込みつつ相手の裏をついて前に出る、というか。イニエスタは本当に懐が深いですよね。
 後半25分のメッシのゴールへ至る、非常に分厚い攻撃はもの凄いものがありました。相手の裏をつくプレーの連発で、ゴール前でのバルセロナの選手達の落ち着きぶりは驚愕でした。余裕のある点差もあってのプレーかも知れませんが、見ていて楽しい(やっている方はきっとその何倍も楽しい)サッカーでの得点でしたね。
 失点もありましたが余裕のある点差、内容ということで、最後は20分弱、アドリアーノ、イニエスタ、ブスケツに代わって、モントーヤ、チアゴ、ソングを入れて、ターンオーバーも理想的に出来た感じがしますね。

 今日は本当に楽しい試合でした。バルセロナの選手の方が1人多いんじゃないかと思うような時間帯もありました。ここ最近でのベストゲームだったと思いますよ。