さて、リーガエスパニョーラ第12節、バルセロナ×サラゴサがバルセロナのホーム、カンプノウにておこなわれましたよ。
バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アルバ、プジョル、ピケ、モントーヤ
MF:ソング、シャビ、イニエスタ
FW:ビジャ、メッシ、ペドロ
となりました。
1ヶ月半ぶりにプジョルが復帰しました!これでセンターバックに本職の2人が戻り、ひとまず安心。
ブスケツの出場停止によって、アンカーにはソングが入りました。ここは今日の試合の注目の一つですよ。
15分、ジョルディ・アルバからメッシのゴール。狭いところの丁寧なプレーでした。
23分、サラゴサ、コーナーキックのクリアボールを逃さず、モンタニエスがゴール。
27分、バルサ、ショートコーナーの流れでメッシが強さをみせて突破、中央フリーのソングへマイナスクロス。ソングが落ち着いてゴールへ流し込みました。ソングは移籍後初ゴール!
前半はお互いにいい内容の試合でした。バルサはやることは変わらないですが、守備面ではセンターバックが揃っている分、安心感があります。繋ぎの面でピケがいるのも大きいですね。
サラゴサは引いてカウンターという分かりやすい形ではなく、ボールを奪った時には、落ち着いて繋いで厚めの攻撃を構築していました。
60分、メッシから右サイドをフリーで駆け上がるモントーヤへ。モントーヤからマイナスクロスでメッシ。メッシがペナルティーエリアの外から狙いすました左足のシュート。素晴らしいコントロールのシュートでした。
61分、ビジャに代わってテージョ。
74分、プジョルに代わってバルトラ。
77分、ペドロに代わってセスク。
3-1でバルセロナ勝利。
後半序盤のバルサは少し重さが見えて、パスワークよりもドリブルが目立っていました。この時間帯はサラゴサも頑張っていて、単発ではない連動した攻撃を見せていました。
メッシの得点後はバルサはポゼッションが増え、危なげない試合展開でしたね。メッシの決定力が光りました。ワントラップでディフェンスも寄せて来ていて時間もなかったなかで、あのコントロールされたシュートはなかなか見られるものではないですよ。
ソング。
今日は中盤アンカーの位置で先発フル出場したソング。
マスチェラーノの場合は移籍して来たばかりでアンカーで使われていた頃は、ディフェンス面は良いとはいえ、パスの連携の部分ではあまり良くないということで、今ではセンターバックでその能力を存分に発揮しています。
その点ソングはバルサの選手達の怪我が重なったこともあって、移籍して来た当初から本来のポジションであるアンカーでは使われず、センターバックでの出場の方が多かった印象があります。
そして今日はアンカーでの出場になったわけですが、ソングの場合はセンターバックよりもアンカーでの可能性を感じました。後半などは本当にとけ込んでいて、流れでセンターバックに落ちて来たり、繋ぎの所では丁寧なプレーぶりでミスも少なく、とても良かったですね。
シャビ。
今日は安定した危なげない試合運びとなりましたが、やはりシャビの存在は大きいなあと思いました。ボールを奪われないだけではなく、よく賞賛の声が上がっているアウトサイドでのターンで試合の流れを作っていましたね。チェックしに来た選手の裏を突いたトラップやターンは、チェックしに来た選手だけではなく、ピッチ上の相手ディフェンス全員の視点を変えてしまうプレーですね。
バルサの選手達は皆、ボールコントロールに長けた選手ばかりですし、シャビの後継者として期待されるチアゴ・アルカンタラなどは本当にテクニックのある選手だと思いますが、やはりシャビのような選手は唯一無二、本当に代えが利かない選手だと思いました。
今日はセットプレーからの失点もありましたが、落ち着いてみていられるいい試合でした。
セスクが入って来てからイニエスタがアタッカーに入った形も少し見られましたが、イニエスタがアタッカーをやるのもやっぱりいいですね。
12試合で11勝1分け、これから国王杯、チャンピオンズリーグなどで疲れもたまってくる頃なのかなとは思いますが、このまま勝ち点を積み上げていって欲しいものです。