さて、ワールドカップヨーロッパ予選グループI、スペイン×フランスがアトレティコマドリードのホームスタジアム、エスタディオ・ビセンテ・カルデロンで行われましたよ。
この試合はなんと地上波のTBSで放送されました。ヨーロッパ予選の中で注目の一戦であることは間違いないとはいえ、地上波で生放送されるというのはなかなか驚きですね。これからも、たとえ予選だったとしても注目の一戦ならば地上波でもどんどん放送して欲しいものです。
スペインの先発は、
GK:カシージャス
DF:ジョルディ・アルバ、セルヒオ・ラモス、セルヒオ・ブスケツ、アルベロア
MF:シャビ・アロンソ、シャビ・エルナンデス、イニエスタ
FW:ペドロ、セスク、ダビド・シルバ
となりました。
ピケ、プジョルがいないセンターバックですが、ブスケツが入りましたね。
攻撃面ではユーロ2012でも機能していたゼロトップといったところでしょうか。
中盤に人数をかけて中央をコンパクトに守るフランス。それに対しスペインはややサイドから、特に左サイドのイニエスタ、アルバを中心としてチャンスにつなげていきます。アルバがバルセロナでプレーしているときよりも、少しだけのびのびしてる様な気がするのは気のせいでしょうか。縦への突破がキレていましたよ。
再三攻めた左サイドで得たコーナーキックから、ラモスがフリーでヘディング。これはポストにはじかれますが、こぼれ球の折り返しを押し込み先制。一度は外して落ち込んでいたところに運良くボールが転がってきました。
セスクのPK失敗や、フランス、メネズの得点がオフサイドになるなど、動きのある展開となりましたが、前半はこのまま1-0でスペイン。
後半、フランスが選手交代から前に仕掛けるようになり、試合は動き出します。中盤に少しスペースが生まれ、お互いに攻め合うかたちになります。特にフランスは左サイドのリベリがポイントとなっていい攻撃が生まれだしました。だんだんとスペインの方はパスミスが重なり、ポゼッション出来なくなっていきました。
そして、後半アディショナルタイム、ベンゼマに代わって入ったジルーが大金星の同点ゴール。ボールキープをして時間を稼ぐスペインのミスをついて攻撃につなげ、リベリのピンポイントクロスから得点は生まれました。おそらく時間的にラストプレーだったと思います。素晴らしいゴールでした。スペインは後半、ミスから攻撃されていた部分が目立っていたので、そこからついに得点されてしまったというところですね。
負傷交代の2人。
注目の一戦は勝ち点1を分け合うかたちとなりました。
スペインは前半10分足らずで交代したシルバ、後半にはアルベロアと試合の流れを作っていきたい段階でアクシデントで選手交代をするしかなかったのが残念でしたね。結果的には、負傷したアルベロアに代わって入ったフアンフランのミスからフランスに得点をゆるしてしまいました。
逆にフランスは負傷したベンゼマに代わって入ったジルーが得点を上げました。
なんだか因果なものですね。