おはようございます。

心斎橋のバー BAROQUE 鈴木飛鳥です。

今日は前回に引き続き、THE GLENLIVET のラインナップをご紹介致します。





まずは一番一般的なスタンダード

グレンリベット12年

青りんごのようなフレッシュなフルーツや、花のような香りで、

クリーンな味わいはストレートでも飲みやすいですが、

ソーダ割にもおすすめです。





こちらの15年は『フレンチオーク リザーブ』

と表記されているように、フランスの木材を熟成に使用した原酒が配合されています。

その結果、口当たりがとても柔らかく、なめらかな味わいとなっています。

フルーツのシロップのような甘い香り、

かすかにレーズンバターのニュアンスを感じさせる味わい。

個人的には水割りで飲んでもバランスが崩れにくくて好きです。

飲み易すぎて飲みすぎてしまいそうですが。






こちらは『ナデューラ』という16年熟成のボトルです。

これ以外の商品はすべてボトリングの前に水を加え、

度数の調整を行っていますが、

ナデューラはアルコール度数を樽出しのままボトリングしているため、

50数%と高くなっています。

そのため、香りも強く、味わいも長い余韻が楽しめます。

シャープなフルーツ・花・蜂蜜の香りに、

甘さの中にスパイシーなジンジャーっぽさを感じる味わい。

ストレートでは度数がちょっと・・・、という方にはソーダ割りもお勧めです。

甘い香りが一層引き立ちます。






18年になると、趣きがガラッと変わってきます。

色自体、茶色が濃くなり、見た目にも熟成感が伝わります。

シェリーの樽で熟成させた原酒を多く含むのも特徴のひとつです。

香りは、完熟のフルーツを思わせる、深い甘さ。

甘みの中にもオレンジの皮のようなフルーティーさとほのかな苦味を伴う奥深い味わい。

かといって、重たくはない、絶妙なバランス。

できればロックくらいまでで、割らずに飲んでいただいたほうが良いかもしれません。






21年『アーカイブ』

直訳すると、記録の保管場所や、書庫、履歴、などを意味しますが、

こちらは様々な種類の樽で熟成させた原酒を、

絶妙なバランスで配合した逸品です。

香りは複雑で、樽の木の香りをベースに、ナッツやスパイス、ほのかに柑橘が香ります。

口に含むと、カカオ、シナモン、糖蜜、ヘーゼルナッツ、etc...

色々な味わいが次々と現れてきます。






最後にグレンリベット25年です。


ウィスキーは樽の中で熟成している間、

熟成庫の環境にも拠りますが、一年に1~3%減っていきます。

天使の分け前と呼ばれるものですが、熟成が進みおいしくなると同時に量が少なくなっていくわけです。


そして樽の一つ一つも生き物なので、すべてが異なったコンディションで熟成に影響を与えています。

熟成が早く進み、短い年数でピークに達するもの、

逆に穏やかに熟成し、長期間おいしくなり続けるもの。

温度変化によってわずかに変形し、中の原酒が漏れ出すこともあります。



いろいろな条件が重なって、25年間以上もの熟成を経たウィスキーは、

それだけでも奇跡のような存在です。


ましてや、グレンリベットのように厳格に在庫管理され、

25年以上熟成を続けるに値すると太鼓判を押されたものだけが、

このボトルに入っているわけですから、

素晴らしくないはずがありません。



樽のオークの香りと煮詰めたフルーツのような甘い香り、

長期熟成とは思えないほどのボリュームと腰の強さがありながら、

アルコールのとげとげしさを一切感じさせない丸みがあります。

ビターチョコのようなかすかな苦味と渋みを伴った甘さが、

ドライフルーツや完熟の甘い果実味に変化していくのが心地良いです。

こちらはもうストレートでぜひ。



一部の限定品を除き、オフィシャルで販売されているのがこれらの6種類です。

それぞれに特徴的で、個性があるので、

シチュエーションや飲み方、気分に応じて、お好みの一杯を見つけるというのも楽しいのではないでしょうか?



たとえば、12年・15年・18年の3種類をハーフショットのストレートで飲み比べたい、等といったご希望があれば

お応えさせて頂きます。お気軽におっしゃってください。

皆様おはようございます。


心斎橋のバー BAROQUE 鈴木飛鳥です。




長い間ブログの更新を怠ってしまいましたが、


また少しずつ再開していこうと思っております。


改めましてよろしくお願いします。




今回は心機一転ということで、スコッチウィスキーの原点とも言える、


『THE GLENLIVET』


をご紹介していきたいと思います。






My heart's in the MINAMI






まず、グレンリベットというウィスキーが、なぜスコッチの原点と言えるのか。


それは、グレンリベットが政府の認定を一番最初に受けた蒸留所であるからです。




グレンリベットが認定を受ける以前の状況はというと、


スコットランドはイングランドに征服された状態であったため、


スコットランドの人々のささやかな楽しみであったウィスキーに対し、


とても払うことが出来るような額ではない法外な税金を課せられており、


イングランド人から隠れて作る密造酒という形になっていました。




そんな中、グレンリベット蒸留所の創始者である、


『ジョージ=スミス』氏は、ウィスキー作りの名人として有名になっておりました。


その噂を聞きつけた1822年に当時のイングランド王ジョージ4世が、


どうしても口にしたいと所望したほどの評判です。




しかし、王様が密造酒を好んで飲んでいるとなると、示しがつかないと慌てた側近は、


仕方なく1823年に酒税を下げ、ジョージ=スミス氏に政府公認となってもらうよう説得し、


晴れて1824年、グレンリベット蒸留所が政府認定第一号となったわけです。




ただし、当時はウィスキーの密造自体が、単なる経済活動のみならず、


イングランド政府への抵抗運動のひとつとして行われていたことから、


ジョージ=スミス氏は裏切り者との烙印を押され、


命を狙われることもしばしばでした。




今でもグレンリベットの蒸留所には、彼が護身用に持っていた拳銃が展示されています。






その後、続々と政府の認定を受ける蒸留所が増えていったところから、


彼の先見の明は正しかったことが証明されたのですが、


グレンリベットという名前があまりに有名になりすぎ、


おいしいウィスキーの代名詞になってしまったため、


よその蒸留所が勝手にグレンリベットにあやかり、名前を使われたため、


裁判を起こすことになりました。


当時18箇所もの蒸留所がグレンリベットの名前を使っていたと言われています。




裁判の結果、スミス氏のグレンリベットだけが『THE』を付けてグレンリベットという名詞単独だけで名乗ることを許され、他の蒸留所は『〇〇・グレンリベット』『グレンリベット・〇〇』というように、


区別がつくようにするよう決められました。




したがって、それ以降は必ず『THE GLENLIVET』という表記になっております。






長くなってしまいましたので、今回は歴史だけになってしまいましたが、


次回は現在リリースされております、各ボトルの味わいや、


お勧めの飲み方などをお伝えさせていただきたいと思います。

皆さまこんばんは。
心斎橋のバー BAROQUE 鈴木飛鳥です。

来る日曜日、7月8日にリーガロイヤルホテルにて行われる、マリーブリザールカクテルコンペティションに参加させて頂きます。



マリーブリザール社のリキュールを使ったオリジナルカクテルで、43人のバーテンダーが競います。

今回は少し変わった新製品が発売されていたので、その中からローズマリーのリキュールを特徴的に使わせてもらっています。





大航海時代以降、世界各地から珍しい花や果物、薬草などを本国に持ち帰った人たちをイメージして創作したカクテル

『プラントハンター』

もちろんバロックにてお作りできますが、会場にお越しいただけましたら、各選手のカクテルの試飲、立食形式でのパーティーなどもお楽しみになれます。

チケットは出場選手の勤務先や、バーテンダー協会会員の各店舗等で前売り券を販売しております。

ご都合が合いましたら、是非是非一度遊びにいらしてください。