朝早く、娘からLINE.
孫の着物姿である。
可愛く、おしとやかに笑顔を見せる。
大学生だが、化粧もしないし、派手な服も着ない。
赤ちゃんの頃から、手を引いて買い物をしたり、食事をしたりしたことが
走馬灯のようによみがえる。
松山から会いに行くと、喜び、嬉しそうにはしゃいでいた。
帰るときは、車を追いかけてきて、「バイバイ」と手を振っていたことを忘れない。
高校を出て、大学生になった時から一人暮らしをしている。
大丈夫かな、と心配もしたが、もう2年が過ぎた。
20歳になり、ちょっと大人。
素敵な女性になっている。
孫が着ている着物は、娘の母親が20歳になるときに買ったもので、100数万円。
しかし、娘が2回着て、孫が成人式に着た。
孫の妹も20歳には着てほしい。
また、もう一人の孫も着るかもしれない。
孫の髪飾りや、ハンドバッグの飾り、アクセサリーは母親の手作り。
最近は、着物を着る機会も少ないが、これぐらい着て、帯や草履、カバンなどを変えるだけでさまになる着物は、値打ちがある。
我が家の姫は、20歳のとき結婚した、相手は、そう僕。
孫も、大学卒業のころには、言い出すかもしれない。
嬉しいやら、寂しいやら。
成人式、おめでとう!