オバマ米大統領が、現職大統領として初めて広島を訪問し、原爆慰霊碑に献花した。
献花後のスピーチで大統領は「亡くなった方々を悼むために訪れた。あの悲惨な戦争のなかで殺された罪なき人々を追悼する」と述べた。
その上で「歴史の観点で直視する責任を共有する。このような苦しみを繰り返さないために何をすべきか問う必要がある」とし、核保有国は核なき世界を追求する勇気をもつ必要があると語った。
大統領はその後、被爆者と握手し対話、原爆ドームを見学した後、平和記念公園を離れた。
1945年8月6日、広島に原子爆弾が投下され、大勢の人々の命が一瞬にして奪われた。この年の年末までには約14万人が死亡した。
オバマ大統領の17分7秒間の長いスピーチあった、抑揚をつけた、何か、言葉をかみしめながら、心からお詫びを思っているように、私は感じた。
今までの現職大統領は、アメリカ国内の声や、閣僚からの意見に負け、逃げてきた。
しかし、オバマ大統領は違う。
日本国民から、勝手な言い分で、「謝罪の言葉」を要求する声もあった、しかし、謝罪などは必要ない、と私は思う。
それに引き換え、安倍首相はこの厳粛であるべき場を、自分自身のアピールのために利用し、自分を前面に出すことに終始した、みじめな姿に写ったのは私だけでしょうか。
謝罪すべきは、戦争を、侵略戦争を始めた日本であり、近隣諸国で残虐な行為をしてきた日本である。
すでに勝ち目のない戦争を隠し、国民を欺き、やむをえず原爆投下を決断させた、日本の歴代首相、戦犯であり、戦争需要で莫大な利益を手にして来た族である。
靖国神社に眠るべきは、若くして、お国のためとして命を落とした若者である、戦犯などではない。
オバマ大統領に謝罪を要求する前に、安倍首相が国民に謝罪すべきである。
今回の、オバマ大統領のスピーチ、広島訪問について、日本国民から、世界からいろいろな否定的な意見が多く寄せられるだろう。
肯定的な声など、鼻くそほどもないだろう。
しかし、オバマ大統領、気にするな。
日本国民は、今日の日を、17分7秒を決して忘れない。
ありがとう!