第88回センバツ高校野球大会に初出場し、準々決勝まで進出した滋賀学園の野球部員に対して、激励会後、同校の送迎バスの駐車の仕方に激怒し、「お前らなんか1回戦負けしろ」と暴言を吐いたとされる滋賀県の吉田清一県議(68)=自民党=が31日、滋賀県庁で釈明会見を行った。ゲッソリ

 

メールや、インターネットや、カミソリの刃入りの手紙など、周辺からの圧力で、釈明会見を行ったが、それでもしぶしぶである。

潔さが見当たらない。ガーン

 

事の始まりは、毎日新聞の記事である。

その、毎日新聞の大津支局長の山本直さんが、滋賀県議の吉田清一に手紙を書いている。

その手紙が、これである。

 

読んで、判断するのは、あなたです。ガーン

 

滋賀県の吉田清一県議(68)への毎日新聞大津支局長 山本直からの手紙

第88回選抜高校野球大会に出場する滋賀学園の選手たちに投げつけられた「お前らなんか1回戦で負けろ」という言葉。県議は3月31日に県庁で開いた記者会見で「こんなことをしていたら1回戦で負けるぞ」と言ったのだと釈明しましたが、選手、監督や部長、コーチら50人以上が「負けろ」と聞いた事実は動かせません。

     記者が29日朝、取材の電話を入れた時、県議は「何も言えない」と答えました。その時に「負けろ」ではなく「負けるぞ」だと説明しなかった理由について、会見では「時間がなかった」と言いましたが、電話ではその後も「県教委と滋賀学園とあなた(記者)で集まって一度話をしよう。支局長も呼んでくれ」などと続けています。そんな余裕があるなら、県議なりの「真意」を説明するべきでした。

     県議は、県の激励会に参加した選手たちの乗降のため止めてあった送迎用バスの「ルール違反」がことの発端(違反かどうかすら判然としません)だと主張しますが、違和感があります。大会前に選手たちを動揺させ、ムードをぶち壊しにしたことが問題の本質だと思うからです。

     激励会で三日月大造知事や西村久子県議会議長らから励まされた直後、まさか「県民の代表」の一人から罵倒されるとは……。選手たちの気持ちを考えると、腹が立つし、県民として恥ずかしい。だからこそ、県議会に抗議の電話が殺到し、インターネットでも怒りの声が渦巻いているのでしょう。

     更に県議は会見で「誤解された」「真意が伝わらず残念」と繰り返し、発言で選手たちが心を傷めたと聞いても謝罪の意思は全くないし、結果的な責任すら感じていないと強調しました。これにも納得がいきません。

     実を言うと、大津支局は大会前に県議の暴言をつかんでいましたが、滋賀学園にとってのセンバツが終わるまでは書かないと決めていました。載れば騒ぎになるのは明らか。一世一代の晴れ舞台で選手たちに心置きなく戦ってもらおう、決して邪魔をしないでおこう、と考えたからです。だから、準々決勝で敗退した翌日の朝一番、県議への取材を始めたのです。

     それでも記事を掲載した30日の午後、私は滋賀学園の安居長敏校長に電話で「こんな騒ぎになって申し訳ありません」と謝りました。夏に向けて気持ちを切り替えたばかりの選手たちを騒ぎに巻き込み、出はなをくじいてしまったからです。生徒(子供)たちを気遣うこと、迷惑をかけた相手に謝ることは常識だと思うのですが、県議はいかがお考えでしょうか。草々<毎日新聞大津支局長 山本直>

    毎日新聞大津支局長が、これほどの手紙を書き、公にした。びっくり

    滋賀県の吉田清一県議(68)は、見苦しい言い訳に明け暮れ、正直さは微塵もない。ムキー

    滋賀県民は、こんな県議を恥ずかしいとは思わないのかムキー