黒真珠の瞳光らせて
桜並木に佇む君よ
赤い唇歪ませて
「花一匁。売られたハル」
黒いドレスは厳粛に
絹の素肌をひた隠し
赤いルージュは淫乱に
清楚な君の醜い仮面よ
さよなら君よ少女の頃に
桜並木でさようなら
さよなら君よ淡い色
現(うつつ)に紛れて消えて行け
桃色の花枚散らせ
死にゆく少女の君よ
細い首をゆがませて
「夢の世界であいませう」
黒い不安はゆっくりと
君の心蝕んで
赤い熱情じんじんと
君の心の赤き焔よ
さよなら君よ君の心よ
桜並木でさようなら
さよなら君よ生きてた君よ
首を吊ってさようなら
桜の根本に君の涙よ
桜の根本に君の血よ
追われ追いかけ恋心
売れよ買えよ弄べ
葉桜見る頃この世には
病的少女の皆さんよ
さよなら皆さんお元気で
桜並木で逢いませう
桜並木に逢いませう