全くの外界との連絡が途絶えた我が病院(NHK全国放送で、この病院とわざわざ矢印まで御丁寧につけられました、あれですよ。。。T_T)。 しかし全く連絡が出来ない訳では無かった。

そう、現代には携帯電話なる便利な物があったのだ。

残された職員は事務長、事務局長(?)、総務課長(?)、医事課長(?)など事務方と医師数名、看護士・パラメディカル、その他大勢。。。。

よくよくみると院長・副院長(5名)はいない。病院から連絡があり自宅待機だったんだと。。。

事務方と院長・副院長に携帯で連絡。「病院周囲が冠水し何にも出来ない状態。厨房(1階)もやられ食事も作れず患者・職員ともに食料無し!!」

そう、水道でないは、カップラーメン(当直用に買ってあったやつ)はあってもお湯はないは、。。。。

「状況は判りました。どうにしかして患者さんの食料だけでも運ぶ手段を考えます」との返事。

水に囲まれたブルー・シャトウならぬホワイト・シャトウにどうやって???

水→浮かぶ・運ぶ→船!

ボートだぁ!確か隣接しているリハビリ学院の倉庫にボート(なぜかある。。)があった!と誰かの言。

「でも倉庫も1階だから水に浸かっているよ」と誰かの非常な返事。

むむむ。。。

「どうかして=!」と外部に携帯。

「消防署、警察に連絡取ってみる」とのこと。。

きっとくるだろう助けを待って我々はどんよりとした空を見上げたのであった。。。。

9月5日台風14号が近づき強風大雨のため自転車には乗れず、かみさんに車で送ってもらう。途中、職場近くの大○川が氾濫している。 むむっ嫌な予感。 職場に近づくと道路の脇がすでに冠水。かろうじて中央付近をゆっくり走りながら玄関で降ろしてもらう。2階の自分のデスクに行き着替えて6階の上がってみると、道路反対側の駐車場がすでに30cm位冠水していた。緊急アナウンスで駐車している職員の車は避難したが、違法駐車と思われる車が2台放置状態。時間をおうたびにドンドン沈んでいく。職場浸水の危険が大いに出てきたため1階にある機器で運べる物を急遽、エレベーターや階段でのリレー運搬で2階の大会議室に運んだ。透明ガラスのドアの向こうの景色は。。。。。なんと水かさ70,80cm!車が!!!! 職員駐車場の車が浸水中!  やばい!  運べる物は運んだつもりだが、 M○I、C○とかの備え付け大規模検査装置は移動できまへんがなぁ・・・・・。あー数億円が水の泡に。。。 そうこうしているうちにエレベーター停止。火災報知が鳴り、緊急館内放送(自動でテープが周り放送するやつ)も鳴り響き、まさに館内はウオーターワールドに。。。気がつけば1階の浸水は膝の高さを過ぎ股辺りまで。。。 冷たぁ・・・・・・そして停電!

電話も使えなくなり、孤立状態。6階から外を見ると大○川は増水し堤防の道路だけが見える状況。平屋建ての家は軒下まで浸かり、カトリーナの被害にあったニューオリンズとはいかないまでも、今まで見たこと無い惨状! 職場と外界を繋いでる道路はすべて冠水し途中道路が封鎖されパトカーの赤色灯がチカチカ見えるだけ。おぉどうなるんだ!!俺達は!孤立無援となってしまった。。。

職員200名、患者さん400名、、、、

あれは忘れもしない7月9日深夜。。。

お巡りさんのお世話になり免停に。。。

あーゴールド免許だったのにぃ~~


まずは○○○署にて後日事情聴取。TVの刑事番組に出てくるような取調室にて事情聴取。

こわいお巡りさんかと思いきや優しい方でした。。。ホッ

ちょっと年季が入ったPC(メビウス?)で書類作成。約1時間程。。。


その2週間後、免許センター内にある交通安全学校へ。。。。。。講習受けに。。。

職場の後輩のYによると学生時代にやはり免停になった彼は講習を受けに行ったそうですが、そこでは味噌糞に怒られながら講習を受けたの事。。。ヒエェ~~~この年になって恥ずかしい~~

と、色々不安に駆られながら教室へ。。。なんと自分はまだ若い方で70台らしきお爺ちゃんやら土建会社の社長さんみたいな人やら、おばちゃんやら、結構年な人も多いのよね~~

もちろんブリブリ飛ばし屋のおにいちゃん達も居ましたが。。。

小学校時代にやったような適正検査や知能検査などの筆記から、ゲーセンのマシンみたいなシミレーション(三菱製で最初は慣れなくてポリゴン人間を轢いてしまう恐ろしいマシン)、ビデオ鑑賞、交通法規、違反点数、罰金やらなんやらみっちり2日間も勉強させて頂きました。

最終日にはなんと自動車学校時代以来の教官付きの実車指導がありました。

通常よりも遅い速度としつこい確認動作で「完璧な運転です」と生まれて初めて教官に褒められました。。。。けど、免停になったからここにいるんだよな~~~~~???

しかしこれでワタクシの最終学歴が交通安全学校になってしまった (; ;)ホロホロ


さて最後に検察庁に出頭!!

わー、この言葉からしても犯罪者という意識がフツフツと沸いてきますね~(別に人を轢いたりはしてないんですけどね~)。ごめんなさい、親父、お袋、かみさん、子供達~~~!

どんなに怖い検察官が待ち受けてるのか冷や冷やしながら待合室で待っていると「barajujiさ~~ん」と女性が呼びに来たではありませんか~。

「あっ、は、はい!」と大きな返事をして取調室に入った。そこは警察署よりもはるかに広い部屋で二つのデスクがあり、そこに検察官と被告人(?)が相対して座り事情聴取という形態をとっていた。

デスク同士は約3m位の距離があるのだが隣の話は筒抜け状態だった。どうやら隣の女性被告は車同士の衝突で加害者らしかった。しつこく自分は悪くないことを主張していた。

こちらは女性検察官で年の頃なら30代前半?左薬指にしっかりとリングがあったのでミセスでしょうか?

美人じゃないけど、とても優しい方で、こちらの事情をよく聞いてくださり、こちらを弁護する様な調書を作成して頂きました~。これにて一件落着~~~


じゃなくて高額な罰金を払わなくてはいけなかったのでした~~\(●o○;)ノ


さあいよいよ自転車購入へ