第三者の介入方法
子供のゲーム三昧を止めさせるには、
母親では無理です。
何を言っても母親の言うことを聞かないのですから、
手の打ちようがありません。
不登校カウンセラーは、不登校を改善するためには、
「母親が子供とコミュニケーションを取る」
「子供とスキンシップをする」
と言う人がほとんどです。
母親の言うことを聞かなくなった子供と、
どうやってコミュニケーションを取るのでしょうか?
スキンシップを受け入れる子供などいるのでしょうか?
そんな子供はいません。
声掛けをしても聞く耳を持たず、
スキンシップを取ろうとしても体に触らせません。
この状態をカウンセラーに伝えれば、今度は、
「見守りましょう」
「子供を信じて待ちましょう」
と言われます。
見守っているだけで、子供を信じているだけで、
依存症になっている子供がゲームを止めることはありません。
「第三者が介入」して止めさせるしか方法はありません。
そこで、問題になって来るのは介入の方法です。
知人やカウンセラーに依頼して子供と直接話しをしてもらい、
「ゲームを止めなさい」
と言ったとしてもゲームを止めることはしません。
母親ではなく、第三者から言われるのですから、
一応は話を聞き、「わかりました」とは言います。
第三者の人に直接「ゲームを止めなさい」と言われて、
「私はゲームをやり続けます」と言える子などいません。
この介入の方法は、間違えていて効果は、まったくありません。
第三者がやるべことは、
子供とコミュニケーションを取ることです。
子供と信頼関係を築くことです。
子供とコミュニケーションが取れて、子供と信頼関係が築かれてから、
徐々に徐々にゲーム時間を制限して行くのです。
子供とコミュニケーションを取らなければならないのは、
母親ではなく、カウンセラーや指導者なのです。
不登校改善《一寸先はバラ色》
淺海正勝