悩み相談を受けるときに多いのが、
正解と自分(相談者)の答えがずれているということです。
正解とは世間の答えです。
例えば、ブラック企業で働いている人への世間のアドバイスは、
「辞めた方がいい」
です。これが正解なのです。
でも、正解が自分にとって正しい選択とは限りません。
自分にとって正しい選択とは、後悔しない選択です。
「ブラックだけど、ここで辞めてしまうと後悔する」
という人は、辞めない方がいいのです。
この答えを見つけられるかどうかです。
悩んでいる人は、
「自分の答えが分からない」
「自分がどうしたいのか分からない」といいます。
それは世間の答えを常に頭に置いているからです。
引っ張られているのです。
一方で、世間の答えに従った方がいい人もいます。
他人のせいにしてしまう人です。
自分の答えに従って失敗すると、他人のせいにできないので後悔します。
ここがまた選択の悩みどころです。
自分の責任で生きていくのか、他人の責任で生きていくのか。
自分の責任で生きていく人は、自分の答えをまず見つけることが優先です。
他人の責任で生きていく人は、世間の答えに従うことが優先です。
正しい答えかどうかは人それぞれだということです。
だから簡単にアドバイスはできない筈なのです。
