自分史7
捜したぞ…手こずらせやがって…ボケが・・
事務所まで、…来いや…
オールバックにサングラス…
捜したぞ…手こずらせやがって…ボケが・・
事務所まで、…来いや…
オールバックにサングラス…
ラメ入りスーツに両手をズボンのポケットに突っ込み、
後ろをチラ見する所長の後ろをトボトボと着いて行く…
ヤバイ…ようやく掴みかけた未来を目前に、
ヤバイ…ようやく掴みかけた未来を目前に、
…このままでは、消される…かもしれない…
親の顔が脳裏によぎる…
もう…会えないかもしれない…
親より先に死ぬのか…親不孝過ぎる…
一体、どこで歯車が狂ったのか…
親の顔が脳裏によぎる…
もう…会えないかもしれない…
親より先に死ぬのか…親不孝過ぎる…
一体、どこで歯車が狂ったのか…
俺の人生って、こんなもんなのか?
あの、自信に満ち溢れた俺は一体どこへ行ったのか…
親に勘当され、無言の帰宅をするのか…せめて、最後に親に電話で詫びたい…
いや…やっぱり消されるなら、もう一回逃げて捕まっても同じや…
まだまだ…生きたい‼
逃げるぞ…‼
今や‼
あの、自信に満ち溢れた俺は一体どこへ行ったのか…
親に勘当され、無言の帰宅をするのか…せめて、最後に親に電話で詫びたい…
いや…やっぱり消されるなら、もう一回逃げて捕まっても同じや…
まだまだ…生きたい‼
逃げるぞ…‼
今や‼
生きるか、殺されるかの瀬戸際に、格好とか生き方なんかもう関係ない。
往生際悪いかもしれないが、納得出来る最後ではなかった。
が、相手は百戦錬磨のプロ!
こちらが逃げようとしていたのを完璧に見抜いていた。
甘いんじゃ・・ボケが・・最初から逃げる思うとったわ・・』
と、即座に捕えられた。
もう完全に死を覚悟・・やっぱそれは受け入れられない。
話合って解決しよう。。小指の一本くらいなら、くれてやる。。
諦めて、所長に抱きついて、『すいませんでしたー!』
と、詫びた。
事務所に到着、他の社員は全員出払っていた。
普通に就職しただけなのに、完全にVシネマの設定・・
なんで、俺だけ!?こんな目に・・
まず、所長は信じていた社員に裏切られた事に腹が煮えくり返っていた。
結果は出なかったが、仕事に関しては誰よりも真面目に取り組んだつもりだ。
しかし、自分はそんな真面目な人間では無く、何よりも自由を好む人間なんだと訴えた。
会社の駒にはなれない、とも。
そして、架空の住所を記載し、私文書偽造もバレていた。
さらに、近隣住民に聞き込みをして、クルマで寝泊まりしていたのも調べられていた・・。
(駐車場は、他の社員に知られていた。)
そんなこんなで、1時間くらい話をしたと思う。
その間、手足の震えは止まらなかった・・
襟を立てて、パーティに行く格好をして、待ち合わせをしているというので、
所長は行って来いという。
驚愕した。
小指すら失わずに済んだのだ。
勿論、逃げた社員など雇えるはずもなく、クビはクビなのだが、
近日支払われるはずの給料2カ月分はどうしてくれるのか、と、聞かれた。
勿論、会社には1円の利益ももたらしてはいないし、自分の教育の為に、
先輩の貴重な時間と労力を注いで頂いたので、全額会社に返還するので、
振り込み先を教えて下さいと、訴えた。
所長は、『お前も次の仕事が見つかるまで、生活費がいるじゃろ・・取っとけ・・幹部にはワシが話つけといちゃるけんのお・・』
そのかわり、来月事務所を引っ越すから、手伝いに来い。。
という訳で、変更した携帯番号を確認された。そして、全社員に電話して詫びを入れろと・・
その場で電話させられた・・。
予想外の甘過ぎる処分・・思えば所長と同じ出身地で、
月曜日は運転手として、一緒に出勤したりと、目をかけて貰ってた。
裏切る形にはなったが、やはり人を騙してお金を稼ぐ事なんか出来ない。
この事務所移転も定期的なもので、別会社を装うものだった。
しかし、引っ越し手伝いの電話はとうとう無かった。
捕まったのか、解散したのか、8年経った今でも解らない。
この経験は、実は今でもいい経験だと思っている。その理由は、あとがき・・にでも書こうと思う。
さあ、PARTYに遅れるぞ!
行ってきま~す!
では、また次回をお楽しみに!!















